
佐藤二朗と橋本愛がW主演を務めるドラマ「夫婦別姓刑事」(毎週火曜夜9:00-9:54 、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第5話が5月12日に放送され、いたずら通報の真相を追究する沼袋署の様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■コメディー&考察ミステリー、2つの顔を併せ持つ新たな刑事ドラマ
本作は、コミカルな刑事ドラマの装いの裏に、緻密な謎と登場人物の感情が絡み合う、コメディーと考察要素が交錯するミステリードラマ。物語の前半では、夫婦であることを必死に隠しながらバディ刑事として事件解決に奔走する主人公・四方田誠(佐藤)と、鈴木明日香(橋本)、そして沼袋署員の日常をコミカルな会話劇で繰り広げながら、娘との“家族”としての成長も描いていく。
しかしその裏では、ある連続殺人事件が進行。物語が進むにつれ、その事件は次第に2人の過去や家族をも巻き込む予測不能な展開へと変貌し、衝撃の結末へと向かっていく。コメディーと考察ミステリー、2つの顔を併せ持つ新たな刑事ドラマとなっている。

■謎が深まる前妻・皐月殺害事件…元担任・喜多村の怪しい行動
誠の娘・音花(月島琉衣)は、中学時代の担任・喜多村拓春(竹原ピストル)が、誠の前妻・皐月(清水美砂)が殺害された事件の情報提供を呼びかけるビラを配っている現場に遭遇する。
「少しでも力になれたら」と話す喜多村に困惑する誠。一方、喜多村がかつて警察の取り調べを受けたことを知った音花は、「何で私だけ知らないの?」「刑事の前に私の親でしょ!」と、捜査が進展しないことへの不満を爆発させ、自らもビラ配りを手伝うと言い出す。
音花は高校に行きたくないという自身の特性を尊重し、デザインの専門学校へ通わせてくれた誠に対し、以前よりそっけない態度を取るようになっていた。誠は呼ばれていない学園祭を明日香と訪れ、音花の鮮やかな作品を嬉しそうに写真に収めるのだった。

■旧知の刑事・古賀が抱える、ぎくしゃくした親子関係
そんな中、皐月の事件を担当している和田堀署の古賀(神尾佑)が沼袋署にやってくる。管轄内の事件で使われたナイフが中野区の量販店で販売されていたことが分かり、その捜査のためだという。明日香との関係がバレないかヒヤヒヤしながらも、誠は旧友との再会を喜ぶ。
しかし、古賀の家庭は崩壊の危機にあった。息子の信一郎(望月春希)は不登校になり、家族と食事もとらない生活を送っていた。

■多発するいたずら通報…捕まえた犯人はまさかの古賀の息子
沼袋署管内では、合成音声によるいたずら通報が多発していた。通報を受けて現場に駆けつけると事件は起きておらず、警察が去った後に「太田」と名乗る者が偽の警察手帳を出して声をかけるという事案が続いていた。
苛立ちを隠せない刑事たちに対し、明日香は「何かを知ってほしいためのサインかもしれない」と意味深な言葉を残す。
ある夜、再び通報が入り、現場へ向かった誠たち。そこでは高校生の手塚(染谷隼生)らが、いじめらしき行為をしていた。周辺を捜索していたところ、手塚の前に「太田」と名乗るマスク姿の男が現れ、警察手帳を提示する。違和感を持った手塚ともみ合いになっていたところを、誠たちが確保。その正体は、古賀の息子・信一郎だった。

■刑事の父を持つ息子の葛藤と、打ち明けられなかった悩み
誠による事情聴取が行われ、駆けつけた古賀。信一郎がいたずら通報を繰り返した理由は、自身が受けていたいじめにあった。性に対する悩みを抱えていた信一郎は、かつて親友だった手塚へ恋心を抱き、手を握ってしまう。翌日からクラス中に言いふらされ、いじめと不登校が始まったのだ。
警察を呼び出し、いじめた生徒たちが怯える様子を見て気分を晴らしていた信一郎。叱責する古賀に対し、信一郎は「父さんは僕の話を聞いてくれた? 刑事じゃなく一人の人間として」と問いかける。息子を「強い男」に育てようと一方的な価値観を押し付けてきた古賀は、後悔の念に押しつぶされそうになりながら、屋上で絶叫する。

■音花の絵に隠された思い出と、消えない心の傷
音花が描いた絵のモチーフが気になっていた誠は、ふと写真をひっくり返してみる。それは、かつて家族でダムに行った時の思い出の風景だった。
アメリカンドッグを食べながら会話をする父娘。音花は「明日香さんの偉大さ分かった方がいいよ」と諭しつつも、「私の中でお母さんのこと済んでないし、犯人が捕まったとしても私の中で終わることはない」と、癒えることのない本心を口にする。

■池田の復職と、迫りくる「消しゴム事件」の恐怖
麻薬組織の捜査中に刺された池田(中村海人)が、無事復職を果たす。入院中に明日香への想いを募らせた池田は、誠に「僕、明日香さんに本気です。色々と相談に乗ってほしいです!」と宣戦布告(?)する。
いたずら通報事件は解決したかに見えたが、直後、新たな通報が入る。現場に駆けつけた誠たちが見たのは、泡を吹いて倒れている手塚の姿だった。連続発生している不気味な「消しゴム事件」の影が忍び寄ったところで、幕を閉じた。

■喜多村への不信感と、池田の恋の行方に注目集まる
コミカルな署内のシーンと、性の悩みや親子関係といったシリアスなテーマが交錯した第5話。SNSでは「喜多村先生怪しすぎる…」「喜多村先生も古賀さんも怪しい表情をしていて怖い」「『消しゴム事件』がじわじわ迫る感じが不気味」と考察が盛り上がりを見せている。
また、次回予告で池田が明日香に告白するシーンが流れると、「刑事らしからぬかわいさ!」「愛が加速した池田くん、子犬みたい」「誠さんのライバルになるの?楽しみすぎる」と期待の声が殺到している。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


