
新庄アキラ(@shinjo_akira)さんが描くエッセイ漫画『子ども会の役員が再び回ってきた話』が、子育て世代の間で大きな話題となっている。かつて「兄弟のうち一度役員をやれば免除」という約束のもと入会したものの、少子化で脱会する家庭が増えた結果、まさかの役員2周目を経験することになった実録エピソードだ。地域の「圧」や人間関係に翻弄される日々を、あえておもしろおかしく描き、母親たちの葛藤に寄り添っている。
■3時間の沈黙を破ったあみだくじの末路



次年度の役員決めは、予想だにしない展開から始まった。未経験者が「今度は会長だろう」という周囲の期待をよそに、三浦さんが放ったのは「来年度は学校のPTA役員をやるので免除です」という衝撃の告白だった。規定により免除が確定した瞬間、残された4名は言葉を失った。
誰も会長職を望まないまま、重苦しい沈黙が3時間も続くことになり、最終的にはあみだくじという運任せの手段で決めることとなった。その結果、破天荒な性格の松子さんが会長に決まり、新庄さんは会計を担当することで新体制が幕を開けた。
■破天荒な会長と向き合った運営の存在意義
穏やかに一年を終えたいという新庄さんの願いは、松子会長の熱意によって打ち砕かれた。実在の人物をモデルにしたという松子さんは、デフォルメされた暴走キャラでありながら、どこか憎めない魅力を持っている。しかし、彼女が打ち出した「月に1回の企画開催」というハードな計画は、新庄さんたち役員に膨大な負担を強いることになった。新庄さんは、30年前と変わらない旧態依然とした運営方法が、母親たちの負担を大きくしていると感じている。
新庄さん自身は「子ども会はいらない派」であると明言している。それは自身の地域で、親同士のトラブルや「自分の代で変えるのは避けたい」という空気が蔓延していたからだ。それでも、企画を楽しそうに満喫する子どもたちの姿を見たり、地域の方々と交流を持てたことについては、価値のある経験だったと振り返る。生きていると次々に起きる事件をクヨクヨせず笑いに変える新庄さんの姿勢は、電子書籍『家を建てたら自治会がヤバすぎた』などの作品にも色濃く反映されている。
画像提供:新庄アキラ(@shinjo_akira)
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