「学校に行きたくない」と子どもが言いだしたら、どうしたらいい?親としてどんな風に支えになってあげればいいんだろう。そんな悩みについて、泉佐野あだちクリニック院長の安達晋吾先生にお答えいただきました。

「今日は学校に行きたくない・・・」
そんな一言に、どう返したらいいか迷ってしまいますよね。「何かあったの?」と心配になる一方で、「でも行ってほしい・・・」という気持ちもあって、揺れてしまうものです。
特に、クラス替えや進学など環境が変わる時期は、子どもにとって思った以上に負担がかかります。大人でも新しい職場に慣れるまでは疲れますよね。子どもも同じように、見えないところで頑張っています。
ヒントは、「体・心・環境」の3つの視点
こんなときにヒントになるのが、「体・心・環境」の3つの視点です。少し難しく聞こえますが、シンプルにいうと
「体のしんどさかな?」「気持ちの問題かな?」「周りの環境かな?」
と、いろんな角度から見てみる考え方です。
たとえば・・・
・朝なかなか起きられない、だるい:体のサイン(起立性調節障害という、朝に体調が悪くなる病気が関係することもあります)
・不安、緊張、友達関係の悩み:心のサイン
・クラス替え、先生、勉強の負担:環境の影響
「行きたくない」の理由は、ひとつとは限りません。小さな負担が重なって、「ちょっと重たいな」と感じている状態のことも多いです。
気持ちを受け止めてあげることが大切
では、どう声をかけたらいいでしょうか。
まずは、理由をはっきりさせるよりも
「そうなんだね、しんどいんだね」と受け止めてあげることが大切です。
うまく言葉にできない子も多いので、「話してくれてありがとう」だけでも十分です。
そのうえで、
「今日は少しだけ行ってみる?」
「保健室からでもいいよ」
と、小さな一歩を一緒に考えてみましょう。
もし続く場合は、周りに頼って大丈夫です。
○学校の先生やスクールカウンセラー
○地域の相談窓口
○小児科
などが相談先になります。
朝のだるさや立ちくらみ、頭痛などがあるときは、体の問題が隠れていることもあるので、早めに相談してみてくださいね。
「学校に行きたくない」は、さぼりではなく「ちょっと今つらいよ」というサインのことがあります。無理に引っ張るよりも、少し立ち止まって整える時間が、結果的に前に進む力になることもあります。
今日は、
「どうして?」の代わりに
「教えてくれてありがとう」と伝えてみてください。
その一言が、お子さんの安心につながります。
※文章の校正に生成AIを使用しています。
執筆者

安達晋吾
泉佐野あだちクリニック内科・小児科・アレルギー科 院長の安達晋吾(あだちしんご)です。
小児科医として新生児から子どもたちの診療に携わり、救急医として大人の診療にも長く関わってきました。
これまでの経験を活かし、年齢や症状を問わず、地域の皆さまの身近なかかりつけ医でありたいと考えています。
当院の使命は「医療を通じて地域の皆様の生命・生活・人生に寄り添い、安心して暮らせる街づくりに貢献する」ことです。
通院診療と訪問診療の両方に対応し、体の不調だけでなく、心配や不安も気軽に相談できる、あたたかく安心できるクリニックを目指しています。

