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「あの男に見覚えは?」付きまといに遭った女子中学生…勇気を出して悩みに立ち向かう少女たちの物語に反響「胸にくる」【漫画】

「あの男に見覚えは?」付きまといに遭った女子中学生…勇気を出して悩みに立ち向かう少女たちの物語に反響「胸にくる」【漫画】

町田粥さん、渡辺カナさんの『桐島学園生徒会執行部』が話題
町田粥さん、渡辺カナさんの『桐島学園生徒会執行部』が話題 / (C)町田粥・渡辺カナ/祥伝社FEEL COMICS

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は『桐島学園生徒会執行部』をピックアップ。

原作・町田粥さん、作画・渡辺カナさんによって描かれる本作は、“生徒会執行部”を舞台に、女子中高生たちが抱えるさまざまな悩みに立ち向かっていく姿を描いた物語だ。2026年2月14日に渡辺カナさんが本作をX(旧Twitter)に投稿すると3700以上の“いいね”とともに反響の声が多く寄せられ話題を集めた。この記事では町田さんと渡辺さんのお二人にインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。

■思春期の女子生徒たちの悩みに寄り添う 「自由と希望」の物語が話題
『桐島学園生徒会執行部』より
『桐島学園生徒会執行部』より / (C)町田粥・渡辺カナ/祥伝社FEEL COMICS

カリスマ的な生徒会長を中心に、女子制服へのスラックス導入など大胆な改革を進める桐島学園生徒会執行部。その存在は、学園内でもひときわ注目を集める“名物集団”だった。

そんな桐島学園のスカート制服に憧れて入学した中等部1年・宇垣ひよりは、全校朝礼に遅刻してしまう。彼女は今、通学電車で見知らぬ成人男性につきまとわれるという不安を抱えていた。

「声をかけられただけ」そう自分に言い聞かせ、誰にも相談できないまま怯える日々。追い詰められたひよりは、思いを託すように生徒会の投書箱へ手紙を入れる。

すると翌朝、最寄駅でひよりの前に現れたのは圧倒的な存在感を放つ生徒会長・泉王子仁子だった。泉王子は毎朝ひよりと電車通学する中で、怪しい人物を見つけて…。

学校生活の中、思春期を迎えた繊細な彼女たちがさまざまな悩みに立ち向かう姿を痛いほど真っ直ぐに描く本作。読者からは「胸にくる」「頑張れ!と応援したくなる」「もしも自分が学生だったとき、こんな人たちがいたらきっと救われただろうな」など反響の声が多く寄せられ、話題となっている。

■町田粥さん、渡辺カナさんが語る創作の背景とこだわり
『桐島学園生徒会執行部』より
『桐島学園生徒会執行部』より / (C)町田粥・渡辺カナ/祥伝社FEEL COMICS

――原作の町田粥さんにお尋ねします。『桐島学園生徒会執行部』はどのようにして生まれたのでしょうか?きっかけや理由がありましたら教えてください。

町田粥さん:原作をやってみたいと言っていたら、担当さんが声をかけてくれました。毎回全く違うジャンルの作品をやりたいと考えているのですが、今回は作画が渡辺カナ先生ということで、いつもと違う若者の読者層にもアプローチできそうだぞ!と考えて、自分が学生の頃に知りたかったと思うこと、伝えたいことを描いてみようと思いました。

今思えば、人間関係や自分自身もそれまでより複雑になり、かといって理不尽に抵抗する力もうまく持てずにいた学生時代が人生で一番しんどかったなと思い返すことが多く、過去の自分もケアするような気持ちで描いています。

――主人公・ひよりと、生徒会長・泉王子のキャラクターを作り上げる上で意識している点やこだわった点はありますか?

町田粥さん:連載開始当初、導入期にあったスラックス制服が学生の間でもっと普及し、スカート制服のようにそれぞれ楽しんで着てほしい!という思いから、ファッションアイコンになるようなキャラクターを意識しました。

泉王子は、スラックスの制服の姿に憧れてほしいという気持ちで王子様のような、宝塚の男役のようなノーブルで中性的な存在感と、生徒会会長という象徴的なキャラクター性を意識しました。ひよりから見ると発光して見えるのがポイントです。

対照的なキャラクター性を持つひよりは、中学に上がったばかりで心も身体も成長過程にある少女なので、新しいことばかりでいつも動揺してたり、考えたりすることが多いです。いつも一生懸命に小学生の頃とは変わっていく周りの状況や言葉を噛み砕いてくれます。

キャラ原案も私が出させて頂きましたが、渡辺先生の作画でものすごく魅力的になりました!

――町田さんが本作の中で特に思い入れのあるシーンやセリフがあれば教えてください。

町田粥さん:2話で制服リニューアルの説明を入れました。実際に最近私立校の制服のリニューアルを手掛けられた女性に取材させていただく機会があったのですが、その際に意識された点として作中でも触れたような下着を透かさない、見せない工夫や、痴漢対策など、デザイン性だけではなく生徒を守るという目線でデザインをされていて、それにものすごく心強さを感じて、引用させて頂きました。

また、3話で二次性徴に触れたのも思い出深いです。自分の意識外で始まってしまう変化を客観的に知ること、自分のバイオリズムに分析的であることなども早く知りたかったことだなと思うので。

――続いて作画ご担当の渡辺カナさんにお尋ねします。『桐島学園生徒会執行部』を原作者・町田粥さんと作り上げることになった経緯やきっかけがありましたら教えてください。 

渡辺カナさん:担当さんからお話が来たのがきっかけです。キャラがいいなあと思ったこともあり作画を担当することになりました。

――読者から「共鳴しかない」「過去の私が救われた」など反響の声がX上にも多くポストされ、共感を集めています。作品への反響について、渡辺さんの率直なご感想をお聞かせ下さい

渡辺カナさん:「届いて欲しい人に届くといいな」ということを町田先生と担当さんと話していたところだったので、今回届いた気がして嬉しかったです。反応してくれた方に感謝です。

また、町田先生の原作を読む際、私自身も読者として改めて過去の自分や悩みに対して考えるきっかけとなっているので、うんうん、わかるわかると読者さんの感想に読者として共感するところもありました。

――原作を元に作画をしていくうえで、特に意識している点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。

渡辺カナさん:物語の意図が間違って伝わらないように、再解釈をしすぎないように注意しています。

かつ、ここはとても良いのでもっと描写があったら嬉しいなーと思うところに関しては描写を増やしているので、キャラの気持ちや空気感などうまく伝わっていたらいいと思ってます。

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

町田粥さん:『桐島学園生徒会執行部』を読んでくださってありがとうございます!これからも素敵な作画のお力をお借りしてみなさんの毎日の力になるお話を届けられたらと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

渡辺カナさん:いつも読んでくれてる方、ありがとうございます!ぜひ読んで感じた事や感想がありましたらなんでもいいので聞かせてくださるとうれしいです〜。ゆっくりペースで描かせていただいてますが、今後ともよろしくおねがいします!

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