
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、雑誌『まんがタイムきららMAX』(芳文社刊)で連載中の漫画『きみとボドゲが作りたい!』(芳文社刊)を紹介する。作者の赤城ナツイチさんが、4月5日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.3万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、赤城ナツイチさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■結婚願望を抱く女性教師が好きな時間

29歳にして婚活惨敗中の女性教師・羽賀ゆい。仕事がひと段落し脱力していると、同僚から寿退社を発表した教員の話題を振られる。羽賀は平静を保って対応するも、1人になってから「結婚してぇ~」と溜息をつき、涙ぐんでしまう。
思い悩んでいると友人からすき焼きの誘いが。目を輝かせて友人の家へ行き、ビールとすき焼きを堪能する羽賀。友人との時間に「この時間がいっちばん好きだなって」と幸せそうな微笑みを浮かべるのだった…。
この思わずほっこりしてしまうエピソードを読んだ人たちからは、「もう結婚しちゃえよ」「そんなパートナーほしいよね」「ガチ恋しちゃった」など、多くのコメントが寄せられている。
■「そんな羽賀ゆいに共感したり心配しながら見てもらいたいです」作者・赤城ナツイチさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
自分が20代後半なのですが、同世代の友人と集まってボドゲをしたりキャンプに行くことがすごく好きで。でもそれぞれ仕事が忙しかったり結婚したりで集まる機会が減っていくんですよね。友人が頑張っていたり幸せそうなのはとても嬉しいのですが、やはり前みたいに会えない寂しさもあって。そんな嬉しいけど寂しい気持ちを漫画にできたらなと思い描いたのが本作です。羽賀ゆいには「結婚してほしいけど結婚してほしくない!」という思いをありったけ込めています。
――本作では、ゆいの表情が大きく変わっていくようすが非常に印象に残り魅力に感じました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
前半は婚活に向き合いきれない悩み、後半は酔っ払いのめんどくささと愛らしい部分がリアルになるように意識して描きました。将来に対して決めないといけないもの(本作だと結婚)が20代後半は特にある気がします。でも仕事は忙しくて向き合うことは後回しにする、そんな羽賀ゆいに共感したり心配しながら見てもらいたいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
3pの「日々に安らぎを与えてくれて切磋琢磨できるパートナーほしー」は特に気に入ってます。
羽賀ゆいは自身は自堕落なくせに頑張ってない人は許せないというやっかいな性格です。高望みにも最低限にも聞こえるので良いセリフだなと思ってます。でも本当に切磋琢磨しあいたい人の対象からは外れそうだし、パートナーとして相性が良い人を見つけるのは苦労しそうだよな…。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
わかりやすさとギャップは意識しています。先生としてしっかりしてるのにすぐ泣くとか、陰キャで人見知りだけどハキハキ話すとか。あくまでキャラクターなので誇張する部分もありますが、その人特有の変な一面があった方が魅力的に思ってもらえる気がします。あとは全力の笑顔!こっちまで笑顔になるので。
――今後の展望や目標をお教えください。
20代後半はいい大人として見られる一方、まだ若者として扱われたりして「挑戦と安定」が求められる年代だなと思います。羽賀ゆいを通して30代をどう向き合うか、どう過ごしていくかを自分に問いながら制作していきたいと思います。今は羽賀ゆいの人気に乗っかっているので、本編の「きみとボドゲが作りたい!」もみんなに知ってもらえるように、あわよくば1巻売れるように頑張りたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも作品を楽しんで頂き本当にありがとうございます。ゆいちゃん先生の人気が高すぎてインタビューをしてもらいました。もう怖いです。今後もゆいちゃん先生の魅力を伝えていきますので、是非刮目してください。「きみとボドゲが作りたい!」もよろしくお願いします!

