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私立だと子ども1人に2500万円⁉子どもの教育費、もっとも負担が多いのはいつ?貯め時と貯め方をFPが解説

教育資金
⚫︎写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

今回のテーマは「子どもが巣立つまでにかかる費用」についてです。学費などの目安が発表されていますが、公立・私立で差もありますし、大学は学部によって差が大きいのも現実。
そこで、「たまひよ」アプリユーザーに「子どもが巣立つまでにかかる費用」への悩みを聞くとともに、3人の娘を育てるファイナンシャルプランナーの曽田照子さんにアドバイスいただきました。

子育てにかかるお金を調べたら・・・意外な結論。[ハハのさけび #66]

「何に一番お金がかかるの?」「どうやって貯めるの?」

最初にみんなの声から紹介します。

Q 入学・習い事・学費…子育てにかかる費用で、とくに気になることは?

「そもそも何に一番お金がかかるのかを知りたい」(さっちゃん)

「まずは目の前(保育園)の費用が気になりますが、高校から大学にかけてが一番お金がかかりそうなので、貯め時といくらくらい貯めておくべきかを聞きたいです」(いま)

「中学受験をしたときの費用が気になります。実家のほうは受験する子が少ないけど、今の地域はそこそこいるようなので…」(つむりん)

「そもそも子育てにかかる費用って、どうやって捻出するのかわからない。14・15歳くらいの費用が気になる」(ゆーり)

「高校から大学でかかる費用」(かなとんままー)

「高校以降の学費。自分も留学をしたので留学をさせたいが、今後円安が進むと現実的ではないのかと心配…」(ずんこ)

「大学生のときの大学の学費、ひとり暮らしの費用。子どもにお金がかかる時期に、まだ自分は働けているのか、貯金があるか不安」(みぃみ)

「高校以降の学費が一番気になります。具体的に子ども1人に対していくらくらい用意したら安心なのか知りたいです」(みおと)

教育費は突然出ていくものではないから恐れすぎないこと

文部科学省が2021年度に実施した調査によれば、公立幼稚園(3~6歳)で約47万円・私立幼稚園(3~6歳)で約92万円の費用がかかるとされています。小学校の6年間の学習費は公立で約211万円・私立で約1000万円、中学校3年間では公立で約162万円・私立で約430万円という結果が出ています。

(参考:文部科学省「令和3年度子供の学習費調査結果のポイント」)

けれども、もっとも負担が増えるのは、そのあと。そのため、3人の娘を育てるファイナンシャルプランナーの曽田照子さんに、子どもが巣立つまでに一体どのくらいかかるのか、貯め時と貯める手段などについて教えていただきました。

「子どもにかかる費用には、衣食住などの生活費、おもちゃ代やレジャー費、お年玉やお小遣い、習い事の月謝……などさまざまなものがありますが、大きな支出となるのが教育費です。なかでも、とくに大きくかかるのが授業料・入学金などの進学費用です。注1)

ベネッセ教育研究所のデータによると、この期間の学費を中心とする教育費は、幼稚園から大学までずっと国公立なら約1,000万円、逆にずっと私立なら約2,500万円がおおよそのめやすと言われています。
とくに負担が大きくなりやすいのが大学進学時で、入学金や授業料がまとまって必要になります。自宅から離れて通う場合は、仕送りなどの費用も発生します。自宅外通学は、自宅通学と比べて年間約72万円も負担が大きいというデータもあります。注2)

進学費用はトータルで見るとかなりの高額となるため、『全部でいくらかかるのか』という総額だけを見て、不安になってしまう方もいるでしょう。
でも、安心してください。今の段階で全額を用意する必要はありません。

教育費は一度に出ていくのではなく、進学のタイミングごとに支払うものです。大きな山をひとつ登るのではなく、小さな山を数年ごとに複数登る、というイメージです。

ですから、恐れすぎる必要はありません。できるだけ早い時期から計画的に備えていきましょう」

注1)ベネッセ教育総合研究所「【専門家監修】大学の学費はいくら必要?文系と理系・国公立と私立別の目安」2024年

注2)ベネッセ教育総合研究所「教育費はいくらかかる?貯め方は?大学までの平均額や補助制度をご紹介」2023年

教育費の貯め方と貯め時


「進学費用の用意の仕方としては、次のような方法が一般的です。
・児童手当をなるべく貯蓄に回す
・新NISAなどの制度を活用して運用する
・学資保険を活用する
・祖父母からの贈与を検討する

こうした方法を、ひとつではなく複数組み合わせておくのがおすすめです。まずは家計の収支を書き出し、『毎月いくらなら無理なく積み立てられそうか』を考えるだけでも、大きな一歩になります。

『教育費は親がすべて用意すべき』と考えがちですが、今の時代、すべてを完璧に用意するのが難しいご家庭も少なくありません。返済不要の給付型奨学金や、高校・大学の無償化制度も拡充されてきました。
貯蓄だけでなく、いざというときのためにこうした制度もある、ということを知っておきましょう。

どんな進路に進むかは子どもによって異なります。 公立中心の進路を選ぶか、私立大学の医療系・理工系や芸術系など、学費の高い学部を目指すのかは、まだ未知数。
ただ本人が進みたい進路を『お金が理由であきらめる』ことのないよう、選択肢を残す準備をしておくことが大切ではないでしょうか。

未就学児のお子さんなら、時間はまだ十分にあります。
貯め時としては、小学生時代が比較的学費がかからず、入学金などの特別支出も少ないため、準備しやすい時期だと考えています。
『どうすれば子どもの望む進路を実現できるか』を今のうちから、長期的な視点で夫婦で話し合っておけるといいですね。」(曽田照子さん)

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大学入学時の費用や学費などは100万円を超える場合もあり高額なので、「どうしよう…」と不安になりがちですが、いつ出ていくか予測がつくものなので、準備も可能ですね。恐れすぎずに準備をしていきましょう。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)

曽田照子さん


曽田照子さん

PROFILE)
ライター・エディター、ファイナンシャルプランナー。3人の娘の母。自身のライフプランに役立てるためにファイナンシャルプランナー資格を取得。子どもの金銭教育、教育資金、奨学金などにくわしい。著書に『決定版 ママ、言わないで!子どもが自信を失う言葉66』(学研プラス)ほか。

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年1月の情報であり、現在と異なる場合があります。

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