ミキさんは夫・吾郎さんと、幼稚園に通う息子・翼君との3人家族。吾郎さんは仕事を言い訳に家事を手伝わないばかりか、ミキさんのパート収入を見下しています。
そんなある日、ミキさんがパート収入を増やしたら家事を手伝うと言い出した吾郎さん。その言葉に心を動かされたミキさんは、約束通りシフトを増やしますが、吾郎さんは約束を反故にしてしまいます。そして、ミキさんが吾郎さんの食事作りを拒否したことで、ついに夫婦喧嘩に発展。失望したミキさんは無気力になり、吾郎さんが何をしてもイライラし、冷たい態度をとってしまいます。
どうやったらミキさんに許してもらえるのかわからず、涙ぐむ吾郎さん。
一念発起し、帰宅早々に家事をしますが、中途半端な出来栄えにミキさんは「本当に使えない」と厳しい一言を放ちます。
「せっかくやってくれたのに、なんでこんなひどいこと言っちゃうかな」と、ミキさんは苦しみながらも、思うところがあり……。
空回りする夫









自分で部屋干ししたワイシャツの片づけ場所を尋ねた吾郎さん。
しかしミキさんは、「まだ乾いていないこと」や「干し方が悪いこと」を指摘します。
戸惑う吾郎さんの様子に、ミキさんはさらにイライラ。
「もしかして”俺やってる”アピール?」とまで考え、
ついには「いちいち報告しないで」と冷たくあしらってしまうのでした。
何度も同じことを伝えているのに変わらない状況が続くと、「やってくれているかどうか」よりも、「なぜ今まで向き合ってくれなかったのか」という思いのほうが強くなってしまうことがあります。
吾郎さんは動こうとしているのかもしれませんが、ミキさんにとっては、それが「今さら」に感じられてしまう段階に来ているのでしょう。
家事は“手伝う”ものではなく、“自分の役割として完結させるもの”。この認識がずれたままでは、どちらか一方の負担感だけが積み重なっていきます。
だからこそ、できているかどうかではなく、どこまで自分ごととして引き受けているか。その姿勢こそが、信頼関係を左右するのかもしれません。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

