悪縁に終止符
それが1週間、2週間と続いた。そして、ある日、ふと気づいたんだ。あれ? さえこからのLINEが、もう1週間以上来ていない。携帯の画面を見て、私は心底驚いた。同時に、まるで重い鎖が外れたような、とてつもない解放感に包まれた。
「寂しくなるかと思ったけど、正直すっきりした」
私はマサトにそう言った。
「だろ?あかねの人生は、あかねのもの。誰かの都合の良いサンドバッグになる必要はない」
今後、もしさえこに子どもが生まれたりして「子どもも一緒に遊ぼう」なんて連絡をしてきたとしても、会わす気は毛頭ない。きっとまたドタキャンをするだろうし、なんなら「このミルク、安すぎない?体に悪そう」とか、子どものことでマウントをとってくる可能性だってある。そんな面倒で不快な時間に、大切な風香を巻き込むわけにはいかない。
私は、長年の友人という呪いから解放された。静寂が訪れたスマホ画面は、私にとって最高の平和の証だ。これからは、本当に大切にしたい人たちだけに、時間と優しさを使っていこうと誓ったんだ。
これで、長年の友情と、私のストレスに、やっとピリオドが打てた。これからは会った後に元気がわいてくるような相手とだけ、お付き合いをしたいと思っている。
あとがき:静寂がもたらす最高の平和
縁を切ることは罪悪感を伴いますが、マサトさんの「自分を守るための正当防衛」という言葉が、あかねさんを救います。SNSブロックと徹底した既読無視という行動は、自己肯定感を守るための防御策です。最後に訪れた連絡がない「静寂」は、悪縁が完全に断ち切られた証であり、あかねさんが手に入れた「最高の平和」です。彼女は、本当に大切にしたい人たちだけに時間を使えるようになりました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

