timeleszの冠バラエティ番組「タイムレスマン」(毎週火曜深夜0:15-0:45、フジテレビほか／FOD・TVerにて配信)。10月7日の放送回では、前週に引き続き「土プレ延長戦 脱落組、全部見せますSP」と題して、9月27日放送の土曜プレミアム「タイムレスマン」での未公開シーンを放送した。
■菊池風磨が脱落、脱落旅の未公開シーン
番組初の全国放送ゴールデンSPとして放送された土曜プレミアム「タイムレスマン」。様々なゲームで脱落した“脱落組”にカメラが密着した。
原嘉孝の提案で50人分のアイスをかけて「どすこい」ゲームに挑んだtimelesz。ゲームは白熱し、結果的に橋本将生が負けを喫し、アイスを奢ることが決定した。
興奮冷めやらぬところで、船の操縦士が「燃料がヤバい」と言い出す。そこで急遽、船上で「止め道」を行い船を降りるメンバーを決めた。ここでゲームの絶対王者だったはずの菊池風磨の脱落が決定。橋本と菊池の2人はゴムボートに乗り込み、自力で桟橋を目指した。
2人を残した一行はバスへと乗り込み、東海道から外れて伊勢道を目指す。ディレクターから、途中で三重県の松坂に立ち寄ることが告げられると、メンバーは拍手しながら盛り上がっていた。
無事に松阪牛のステーキ丼にありついた6人だが、ここで再びスタッフ同士が相談を始める。その様子から何かを察したメンバーたちは「マジかよ」と口々にこぼし、寺西拓人も「小芝居いいですよ、毎回」とツッコミ。
メンバーたちが察した通り、スタッフからステーキ丼の肉の量が少ないものが2人分あると告げられる。席を変わりたい人はいるかと佐藤勝利が問いかけると、原は「勝利と変わりたい」と佐藤との席交換を申し出る。すると、佐藤はすんなり「いいよ」と受け入れたが、原は佐藤との熱量の差に戸惑っていた。
■篠塚大輝「マジでうまいんだけど」食リポに挑戦
一方、原の隣に座っていた篠塚大輝も、猪俣周杜の席交換に名乗りをあげ、「あっちむいてほい」で決めることに。負けた猪俣は、寺西との席交換を切り出し、再び「あっちむいてほい」で対決。しかし再び猪俣が負けるなど、熱い勝負が繰り広げられていた。
対決に勝って席を選んだ篠塚がトップバッターで食リポを行う。旨味を噛みしめるように目を閉じた篠塚は「噛まなくていい。よく言うけど」と染み入った様子で語り、「秒です」「マジでうまいんだけど！」と力を込めてリポートした。
続いて隣に座る原も肉をゲット。しかし、最初から場所にこだわっていた寺西はハズレを引いてしまう。悔しがる寺西の姿を受けて、佐藤が「ヤバいな」とこぼしていた。残り1つとなったハズレ丼、佐藤と猪俣が「せーの」であけてみると、残念ながら佐藤がハズレを引いてしまう。
佐藤は「最悪だわ」「見たことない量だな…」とこぼす一方で、松島聡は床に伏せるようにして笑い転げていた。50グラムの肉をゲットした寺西はおしゃぶり作戦で少しずつ味わっていた。佐藤は3グラムの肉を前に「どうしよう…」と困惑。「いっちゃうか」とご飯の上に肉を乗せて一口で食べていた。
佐藤は「ヤベェうめぇ」と目を大きく見開きながら味わい、「俺が多分一番ウマいよ」と力説。「もう戻ってこれないわけだから、俺はもうここにはね。俺が行ったところには戻れないわけだから！」と少量であるがゆえの佐藤ならではの食リポを披露していた。
■食リポで見えてきた佐藤勝利と篠塚大輝のスタイル
今回の放送で、特に新鮮に映ったのが、佐藤と篠塚の食リポではないだろうか。篠塚はフレッシュな雰囲気があり、表情でそのおいしさが伝わるなど、終始、嬉しそうな表情を浮かべていたのが印象に残っている。
一方、佐藤は、わずか3グラムではあったが、箸でご飯に肉を乗せて一口で豪快に食べてみせた。そこから目を大きく見開き、驚くほどのおいしさであることを表現。その後「もう戻ってこれない」と早口で言葉を紡ぐ様子は、なんだか落語を見ているようだった。
ハズレを引いて、わずかな肉の量に悔しがる気持ちだけで押し通すのではなく、わずかでもおいしさを表現しながら、佐藤ならではの口調で展開していったのは芸達者のなせる業。わずかな場面ではあったが、そんな両者の個性に溢れる食リポも面白さに厚みをもたらしていた。
さて、次回の予告映像には、山下智久の姿があった。メンバーたちとどんな会話を繰り広げたのか未公開トークを楽しみに待ちたい。
◆執筆・構成＝柚月裕実
