
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、オオカミタホさんが描く『ネイルは自己満で』をピックアップ。本作は、星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」がプロデュースした、温泉旅館に置かれたお宿帳から生まれた漫画『#旅だから』シリーズの1エピソードとなる。
コルクの公式X(旧Twitter)が3月31日に本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、作者のオオカミタホさんと『#旅だから』の担当者にインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■ネイルは自己満でいいと言う娘

母親と娘の二人旅。パフェを撮影する娘の手元を見て、マニュキアがキレイだと褒める母。若かったらやってみたい、お父さんも派手なのは好きじゃなかったし、などという母に娘は、
「こーいうのは誰かのことは気にしないで 自己満でいいんだよ」「ママがやりたいならね」
と言う。
その後ホテルの部屋に向かう途中、娘は急に思い立ち…。
作品を読んだ読者からは、「同じ会話をついこの間母としてました」「素敵なまんが」「旅ならでは」「私もネイルは自己満でいい派!」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・オオカミタホさん「いつかの体験・いつかの感情と重ねていただけるような漫画を描いていけたら…」

――『#旅だから』シリーズの内、オオカミタホさんが描く第3話にあたる『ネイルは自己満で』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
オオカミタホ:星野リゾートの温泉旅館「界」と作っている「旅」をテーマにした漫画シリーズの中の一つです。「旅」という非日常で背中を押されると、いつもと違う挑戦もできる、というエピソードから着想を得て、このマンガが生まれました。
――『#旅だから』シリーズ全体を通して、「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
オオカミタホ:「旅」がテーマでありつつも、日常での人間関係や感情ともリンクしたエピソードが多いかなと思っています。旅に出る機会が少ない人も、ご自身の過去の体験と重ねて読んでいただけたら嬉しいです!
『#旅だから』担当者:#旅だからのアカウントでは、温泉旅館の片隅に置かれた、一冊のお宿帳に綴られた、「旅だから」生まれた物語をそっとマンガにして毎週金曜日21:00よりお届けしています。忙しい毎日を送る読者のみなさまが、金曜日の夜にほっと一息つけるような心温まる内容です。
――特にお気に入りのエピソードやシーン、セリフがあれば、理由と共にお教えください。
オオカミタホ:どれもそれぞれお気に入りで選ぶのが難しいのですが、まさに3話目の「ネイルは自己満で」は、特にお気に入りです。
旅の中で娘と会話をしたりネイル(マニュキア)を体験し、母の気持ちに少しの変化があり、その感覚をお土産のように持ち帰り、日常の中で他の誰かに渡す・・・という、一連の流れが、気に入っています。
また、11話目「思い出は いつも本物」も、個人的に好きな話です。
旅先で見つけるお土産の中には、「何かを模したもの」もよくありますが、それを選び、大事に身につけていたあの頃の楽しさは、今思い出しても確かなものだったな〜と思います。
読んだ人それぞれが、お気に入りのアイテムを思い浮かべながら、幼少期のワクワクした感覚を思い出してもらえたら嬉しいです。
――オオカミタホさんご自身の“旅”の体験で、心に残っているエピソードがあればお教えください。
オオカミタホ:今回の漫画シリーズを描くにあたり、星野リゾートの温泉旅館「界」に宿泊させていただいたのですが、空間も、おもてなしも、日常と非日常が混ざり合っているような感覚が不思議で新鮮でした。非日常の美しい特別感がありつつも、飾り過ぎず、その土地に根付いた文化や暮らしを感じられる部分もあり、心地よかったです。
また、宿泊した「界 アルプス」(長野)は、子どものために用意された遊びのコーナーは特に無かったのですが、それでも、うちの子どもが自然に楽しんでいたのが印象的でした。大人が全てを用意しなくても、子どもが自分から空間を楽しんだり、遊びを見つけている・・・というのは、田舎で育った自分の幼少期ともリンクする部分があり、嬉しくなりました。
――SNSに投稿された本作には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていますか?
オオカミタホ:嬉しいです!性別や年齢問わず、自分の中の小さな「やってみたい」を叶えていくことで、巡り巡って、周りも楽しいムードになっていくのではないかな?と思っています。読んでくださった人それぞれの、なんらかの「やってみたい」の気持ちにタッチできていたら嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
オオカミタホ:読んでいただき、ありがとうございます!読者の方の、いつかの体験・いつかの感情と重ねていただけるような漫画を描いていけたらと思います。
『#旅だから』担当者:#旅だからのアカウントでは、オオカミさんだけではなく、今後も複数の作家さんと旅だからこそのかけがえのないシーンをつむぎ、旅に出たくなるような漫画をお届け予定です。これからも毎週金曜日を楽しみにしていてください。

