オスは左利き、メスは右利きが多い?
驚くべきことに、猫の利き手には性別による傾向があると言われています。
一般的に、オス猫は左利きが多く、メス猫は右利きが多いとされています。そして、この性別による違いは脳の左右半球の使い方や、性ホルモンの影響が関係していると考えられています。人間の利き手にも脳の構造が影響していると言われていますが、猫も同様に生物学的な要因が関わっている可能性があるのかもしれません。
もちろん、これはあくまで統計的な傾向であり、すべての猫に当てはまるわけではありません。右利きのオス猫もいれば、左利きのメス猫もいます。あくまでもひとつの傾向として捉えるのが良いでしょう。
左利きの猫はストレスに弱くて心配性?
利き手と性格には関連性があるという説があります。これは、犬の研究でわかったことですが、右利きの犬よりも、左利きの犬のほうが不安やストレスを感じやすいという結果になりました。
もし、猫も同様であれば、新しい人やペットが家に来たとき、大きな物音がしたときなどに、左利きの猫は右利きの猫よりも強いストレス反応を示すかもしれません。また、不安を感じやすいことから心配性である可能性が高いとも考えられます。
ただし、これはあくまで統計的な傾向であり、個体差が非常に大きいことを忘れてはいけません。右利きの猫でも、環境の変化に弱く、繊細な性格の子はたくさんいます。利き手にとらわれず、愛猫がどんな性格なのかを考慮して対応することが大切です。

