眼球破裂とは、スポーツの事故や交通事故などが理由で、誰しも起こりうる病気です。大変身近なものであるため、非常に恐ろしい症状です。
万が一該当する症状が起きているのであれば、医療機関にかかる必要があります。そのため、正しい症状や原因などの情報を備えておく必要があるでしょう。
本記事では、眼球破裂の治療法についてご紹介します。
※この記事はメディカルドックにて『「眼球破裂」って治るの?失明や後遺症についても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
春日 武史(医師)
練馬光が丘病院総合救急診療科集中治療部門
眼球破裂の診断と検査

眼球破裂が疑われる場合は救急車を呼んだ方が良いですか?
眼球破裂が疑われる場合、早急な治療が必要です。しかし、夜間の場合は専門の医療機関が閉まっているケースもあります。その場合は、救急車を呼んで対応した方が良いでしょう。症状の度合いにより、自分で判断するのは大変危険な病気です。そのため、昼間の場合でも症状の度合いが分からず眼球破裂が疑われる場合は、感染症のリスクを避けるためにも救急車を呼んで迅速に治療してもらうようにしましょう。
診断ではどのような検査をするのか教えてください。
眼球破裂の診断では、次のような検査は方法が用いられます。
眼圧検査
超音波検査
細隙灯顕微鏡検査
CT検査
眼圧検査は、接触式・非接触式があり、主に非接触式にて測定します。超音波検査は、眼球に超音波を当てて反射してくる音波で、異物の確認や眼球の裂け目などを確認する内容です。細隙灯顕微鏡検査は、帯状の光を眼球内に当てて、組織を観察する検査方法です。これらの検査方法を用いて、眼球内の状態を確認します。また、CT検査は画像による検査であり、眼球内がどのような状態になっているかを見るための検査です。
眼球破裂と診断された場合は入院するのでしょうか?
この病気は、症状の度合いに限らず手術が行われる可能性が高いです。縫合による手術を行い、より重症の場合であれば眼球摘出手術などの可能性があります。そのため、入院も必要となります。入院期間は、手術内容や状態によって異なるでしょう。
編集部まとめ

眼球破裂は、視力低下や失明などのリスクがある恐ろしい症状です。そのため、自己判断で治療を決めるのではなく、すぐに診察を受けましょう。
夜間の場合は、救急車を呼んで早急に治療してもらうことが必要です。また、後遺症が残る可能性が高いため、感染症などの予防に努める必要があります。
正しい情報を身につけて、迅速に正しく判断できるようになりましょう。
修正内容
眼球破裂の場合、動くことも出来ない痛みがあるため、ほぼ救急車で搬送されます。
そのまま放置するとか、軽度の場合には異物感のみなどの表現は当てはまらないと考えます。
よって放置項目・放置に関する記載は削除してください。
参考文献
眼球破裂|Medical Note
まぶたと眼球の裂傷|MSDマニュアル

