
舞台「四畳半神話大系」の初日前会見及び公開ゲネプロが、5月17日に東京・新国立劇場 中劇場で開催され、会見にはHey! Say! JUMP・伊野尾慧、加藤史帆、大窪人衛、剛力彩芽のほか、演出を手掛ける上田誠が登壇。伊野尾のセリフ量やセリフ覚えについて驚きの声が上がった。
■森見登美彦の人気小説を初舞台化
森見登美彦の人気小説「四畳半神話大系」を上田の脚本・演出で初舞台化し、伊野尾が主人公の冴えない大学生「私」を演じる。5月17日~31日(日)に東京・新国立劇場 中劇場、6月4日(木)~9日(火)に大阪・東京建物Brillia HALL 箕面にて上演される。
冴えない大学3回生の主人公「私」は、バラ色のキャンパスライフを想像していたにもかかわらず、ほど遠い現実を過ごしている。1回生に戻ってやり直したいという「私」の、複数の並行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリーが紡がれる。明石さんを加藤、小津を大窪、羽貫さんを剛力が演じる。

■伊野尾の膨大なセリフに他のキャストも驚き
脚本と演出を手掛ける上田は「原作は“私”という主人公の独白で進みますが、今回は17人の群像劇になっています。“私”が主人公ではありますが、登場人物それぞれが主役のような描かれ方をしている、というふうに見ることもできます。大学2年間を何回も繰り返すような物語なので、100を超えるシーンで構成されています」と明かした。「特に伊野尾さんのやることが多すぎて、僕どこかで怒られるんじゃないかって結構ドキドキしてたんですけど、最後まで朗らかにやってくださいました」と安堵。
そんな上田に対して伊野尾は「上田さんはハンサムで、いつも優しくて、すごく好きになってしまいました」と笑顔で上田の印象を話しつつ、「舞台でやってほしいことを、言葉だけじゃなくて脚本にすごく詰め込んでくださっています。台本を読んで稽古を進めて、『もしかしてこういう思いで僕のことを書いてくださったのかな?』と感じることがいろいろありました。すごい優しい言葉を投げかけてくれるけれども、台本を読むと厳しいことを言われてるのかな?っていうふうに思ったり、いいあんばいで飴と鞭で育てていただきました」と振り返った。
伊野尾の膨大なセリフに他のキャストは驚いたそうで、剛力は「伊野尾さんは立ち稽古初日から(セリフを覚えていたため)台本を持っていなくて、やばい!と緊張感が走りました」と伊野尾のすごさを語り、加藤は「伊野尾さんは『覚えてないよ~』と言いつつ覚えてる、っていうのが多い」と話す。上田も「テスト勉強してないって言ったのにしてるみたいな感じ」だと共感した。伊野尾は「どうやって覚えたのか分からないんですけど、本当に4月はあっという間に過ぎ去りました。いつの間にか稽古が終わってたみたいなスケジュール感でした。一言一句絶対間違えられないという気持ちでやってます」と打ち明けた。

■高木雄也の前でセリフを披露
また、Hey! Say! JUMPのメンバーは舞台を見に来てくれそうかと質問された伊野尾は「みんなそれぞれの仕事で忙しくて大変だから、見に来てくれるかな?という感じですが、グループでの仕事のときに、高木(雄也)から『冒頭のセリフやってみてよ』と言われて、なぜか高木の前で冒頭のセリフをやりました。応援してくれてるみたいなので、見に来てくれるんじゃないかな」と期待を寄せた。
さらに、キラキラアイドルの伊野尾にも、主人公の“私”のように冴えない一面はあるかと聞かれると「本当に冴えない部分ばかりだと思います。こうやって舞台の上に立たせていただいたりとか、応援してくださるファンの皆さんのおかげでキラキラできている」と思いを口にした。
※高木雄也の「高」は正しくは「はしごだか」
◆撮影・取材・文=水沢あすみ

