収納グッズを活用して形を整える
キャンプの荷物をすっきりまとめるには、形の揃った収納グッズを使うことが最も基本的かつ効果的。
袋や箱のサイズ・形状がバラバラだと、積載時に隙間ができてしまい、収納効率が下がる。見た目にも雑然とし、必要なものが見つからず手間取ることもある。

そこで活用したいのが、キャンパー向けに設計された収納ボックス。たとえば、ロゴスの「スタックコンテナ」は、耐久性のあるハード素材で積み重ねがしやすく、設営用具や調理器具などをジャンルごとに収納するのに適している。フラットなフタは上に別の荷物を載せることができ、積載時にも安定性を保ちやすい。

軽さと強度を重視するなら、DODの「ヨクミルヤーツ」シリーズが使いやすい。ポリプロピレン製ながら、静止耐荷重は100kg。スタッキングも可能なので、キャンプでは定番の収納アイテムだ。

また、小物類を機能的に整理したいなら、チャムスの「マルチハードケース」が適している。耐衝撃性のあるEVA素材を採用し、可動式の仕切りがついているため、ペグ、ガス缶、カトラリーなどを種類ごとに分けて収納できる。キャンプ中も、道具の所在がすぐに把握できる。

さらに、中身が見える半透明タイプの収納ボックスも非常に便利である。半透明のポリプロピレン素材のボックスは、どこに何が入っているかが一目で分かるため、現地での荷物探しの手間を大幅に減らす。蓋つき・積み重ね可能な仕様のものを選べば、家庭での保管にも役立つ。
積み込みを想定して準備する
収納を整えた荷物も、積み込み方を意識せずに詰めてしまえば台無しである。
車に積載する段階で、「どれが先で、どれが後か」「どこに何を置くか」といった配置の計画がなければ、使いたいものが奥に埋もれたり、バランスが崩れて危険が生じたりする。

積み込みの基本は、「重いものを下に、よく使うものを手前に」という原則に尽きる。
たとえば、クーラーボックスやウォータージャグのような重量物は床面に沿って配置し、その上にソフトコンテナや軽量ギアを積むと安定しやすい。
キャンプ場に到着して最初に使う「設営セット」は、荷室の手前やスライドドア側に置くことで、他の荷物を動かさずにスムーズに取り出せる。

また、積み込みに時間がかかると出発前から疲れてしまう。あらかじめ家で車載レイアウトを決めておくと、本番でも迷いがなく、準備全体がスピードアップする。スマートフォンで写真を撮っておけば、再現も容易だ。

