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90代でギターに恋して。楽器の「衝動買い」から始めた、マンツーマンレッスンの新鮮な日々

90代でギターに恋して。楽器の「衝動買い」から始めた、マンツーマンレッスンの新鮮な日々



92歳になった現在も、デザイナーとして創作活動に忙しい日々を過ごす粟辻早重さん。彼女の著書『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA)は、大人世代がその先の人生を自分らしく彩るためのヒントが詰まった一冊です。驚くことに、粟辻さんが陶芸やギターに挑戦したのは90歳を過ぎてから。日課の縄跳びや散歩も、「健康を維持しなきゃ」という義務感からではなく、「自分が楽しいから」続けています。食事もまた、献立をスケッチして器を選ぶ時間を慈しむような、丁寧な暮らしを大切にする一方で、大好きなコーラやカップ麺も我慢しません。年齢という枠を軽やかに飛び越え、今この瞬間を味わい尽くすその姿は、私たちに「老い」への希望を届けてくれます。
※本記事は粟辻 早重  (著)による書籍『92歳、好き放題で幸せづくし』から一部抜粋・編集しました。


90代で習い始めたギター
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先生に教わった「ドレミ」の指の位置を忘れないようにマークをつけました。

毎週月曜日、陶芸教室に通っています。約30年前、夫が亡くなったさびしさを紛らすために数年間やってみたのが第1次陶芸ブーム。今は、第2次ブームです。
現在の教室で習い始めてから4年ほどたちますが、実は、作品はまだひとつも完成していません。もちろん、完成形はしっかりイメージできているし、技術的なことは先生がサポートしてくれるんですが......。
土いじりはとても楽しくて、行くたびに一生懸命作っています。でも、ある程度形になるとなんとなく気に入らないところが出てきて、作りなおしたくなってしまうんです。
先週も、1カ月ほどかけて作ったものをグニャッと丸めてきました。教室の仲間や先生からは「せっかくここまで作ったのに、もったいない」なんて言われますが、私自身はまったく惜しいと思いません。
だって、陶芸のいちばんの楽しさは作る過程。あれこれ工夫しながら手を動かす時間そのものが、私にとっての栄養剤なのです。うまくできなかったら簡単に土に戻せるところも陶芸のよさだと思っています。
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CDをかけて、それに合わせてジャカジャカ。上手になったみたいで楽しい!
そして去年は、ギターを始めてみました。知人が習っていると聞いて興味をそそられていたタイミングで、素敵なギターに出会って衝動買い。それをきっかけに、マンツーマンレッスンを受けるようになりました。
ギターに触れるのは初めてだから、難しいけれど新鮮! なかなか上達しないけれど、たまには自宅で復習もしています。かっこよく弾けるようになるのは、いつかしら?
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演奏する姿はソファの正面に置いた鏡でチェック。ミュージシャンはかっこよさも大切ですから。



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