「シュッとしてる」のイメージに地域差が判明
音楽プロデューサーのつんく♂さんが2025年10月7日にX(旧Twitter)で投げかけた「大阪の人に聞くけど、『シュッとしてる』ってどんなイメージなん?」「東京の人に聞くけど、『シュッとしてる』ってどんなイメージなん?」という連続投稿が、大きな反響を呼んでいます。大阪出身のつんく♂さんが地域差への好奇心から尋ねたこの問いかけは、ユーモアと地域色あふれる議論を巻き起こしました。
この地域をまたいだユニークな対話から、大阪と東京の「シュッとしてる」イメージが驚くほど異なることが浮き彫りになりました。寄せられたユーザーの声をもとに、両都市の文化的な違いを鮮やかに映し出す「シュッとしてる」の対比を深掘りします。
大阪の「シュッとしてる」は「気取り」や「よそ者」の印?
大阪での「シュッとしてる」は、必ずしも褒め言葉として受け取られていないようです。リプライの約50%が外見に関するものでしたが、「細身でオシャレやけど、気取ってる感じ」「スーツがピチピチで香水キツめ。梅田で浮くで(笑)」といった、ややネガティブなニュアンスの声が目立ちました。大阪では、ダボっとしたカジュアルな服装や、個性的なスタイルが親しみやすいとされるため、過度にキメた「シュッと」は「チャラい」「よそ者っぽい」と敬遠されがちなのです。
また、振る舞いに関しても約30%が「クールだけどノリが悪い」「話しかけにくい」と指摘。「大阪やったら『おもろい』方が100倍大事!」という声が象徴するように、ユーモアや人間味あふれる親しみやすさを重視する大阪文化では、「シュッとしてる」は「冷たい」「気合い入れすぎ」と感じられる傾向があります。
さらに、多くのリプライが自虐的ユーモアを交え、「大阪ではシュッとより『ガヤガヤ』が正義」と地域のワイワイした雰囲気を強調。リポスト数も約50件と多く、関西らしい軽快なツッコミが話題を盛り上げました。大阪にとって「シュッとしてる」は、少し距離を置いた、ローカルなノリに合わない人物像を指すようです。

