
■7つの伝統産業が半径10キロ圏内に集積!122社の工房を自由に巡る3日間
越前鯖江エリアは、越前漆器・越前和紙・越前打刃物・越前箪笥・越前焼・眼鏡・繊維という7つの伝統産業が半径10キロ圏内に集まる、全国でも珍しいものづくりの集積地だ。
RENEWは、期間中に普段は入れない工房や工場が一斉に開放され、職人の技を間近で見学できる貴重な機会となる。1500年以上の歴史を持つ越前漆器の伝統技法から、世界シェア95%を誇る鯖江の眼鏡製造技術まで、幅広いものづくりの現場を体感できる。

■予算と時間で選べる83種類のワークショップ
今年のRENEWでは、体験型コンテンツが特に充実。伝統工芸士が直接指導する本格的な「お椀の漆塗り体験」(1万2000円)から、気軽に楽しめる「越前和紙オリジナルBOXづくり」(800円~)まで、83種類ものワークショップが開催される。


特に注目は、眼鏡フレームに使われるアセテートを使った「オリジナルアクセサリーづくり」(500円~)。カラフルな素材を組み合わせて作るキーホルダーやアクセサリーは、SNS映えも抜群。さらに「金継ぎワークショップ」(2200円+修理代)では、家にある割れた器を美しく蘇らせる日本の伝統技法を体験できる。

■期間限定!プレミアムなレストラン
福井市の人気フレンチレストラン「L'aisance(レゾンス)」が、河和田の複合施設「PARK」に3日間限定でオープン。福井の食材と越前鯖江の器で構成される特別コース料理は、「知って味わう」地産“知”消がコンセプト。食と工芸のストーリーを五感で楽しめる空間を演出する(残りわずか、要事前予約)。

また、各エリアのフードパークでは、地元の人気店が多数出店。「山うに」を使った郷土料理から、福井名物のソースカツ丼、越前そばまで、ローカルフードも満喫できる。
■初めてでも安心!「RENEW TRAVEL STAND」で自分だけの巡り方を
河和田案内所に設けられた「RENEW TRAVEL STAND」では、産地の器でドリンクを楽しみながら、スタッフが一人ひとりに合った工房の巡り方を提案してくれる。地域のサポーター「あかまる隊」と一緒に歩くウォーキングツアーも人気。まちの景色や人との出会いをゆっくり味わいながら、産地の魅力を発見できる。


■同時開催!全国のものづくり産地が集結する2大イベント
■「KOGEI COMMONS」(初開催・入場無料)
全国11のオープンファクトリー団体が福井に集結。山形の「360°よねざわオープンファクトリー」から佐賀の「NEXTRAD」まで、各地の作り手同士、そして来場者とともに“学び合いの場”を築いていく。

■「まち/ひと/しごと」(入場1000円・500円分の割引券付)
ものづくり、食、教育、福祉といったキーワードで全国14団体が出展。地域の新しい取り組みを知り、これからの暮らしのヒントが見つかる場所。500円分の割引券付きなので、実質ワンコインで楽しめるのもうれしい。

■行く前に知っておきたい!お役立ち情報
北陸新幹線延伸のおかげで、東京からは約3時間、大阪からも特急で約2時間とアクセスは抜群。現地での移動も心配無用。初めてRENEWを訪れる人には、土日2日間限定で人気エリア6カ所を巡回する「RENEWシャトルバス」(1回500円)がおすすめ。行きたい工房が決まっている人は、参加事業者間を1000円で移動できる「RENEWタクシー」が便利だ。秋の心地よい気候を楽しみながら巡れるレンタサイクル(3時間500円)も用意されている。

計画を立てるなら、公式サイトのパンフレットPDF版が強い味方になる。全122社の詳細情報にエリアマップ、タイムテーブルまで網羅されているから、事前にダウンロードしておけば当日慌てることもない。
子連れファミリーには「RENEW×ふく育託児所」の存在がありがたい。キッズ&ベビーシッター(ふく育さん)が子どもを預かってくれる。期間中の10時~17時まで無料で利用でき、じっくり体験を楽しみたい時やトークセッションに集中したい時にぴったりだ。
2015年のスタートから11回目を迎える今年は、過去最多の122社が参加。昨年は3日間でのべ約4.8万人が来場し、年々熱量が高まっている。1500年以上の歴史を持つ伝統工芸から最新技術まで、世代を超えて楽しめるコンテンツが満載の「RENEW/2025」。この週末は、福井で特別なものづくり体験をしてみては?
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