
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、漫画『ぷにコーンと間違い探し』(KADOKAWA刊)を紹介する。作者のおなやれおさんが、4月19日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、9000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、おなやれおさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■ぷにコーンと少年の間違い探し

ぷにぷにしたユニコーンことぷにコーンと少年は、飲食店で料理を待つ間に間違い探しをしていた。「あのごはんは…?」とぷにコーンは気にするが、少年は間違い探しに夢中。少年が間違いを1つ見つけると、即座にぷにコーンも「どこです」と反応し、目を輝かせた。
そんな中、自分たちより後に来た人へ先に料理が提供されているのを見て、ぷにコーンは「ふんぬ!!ふんぬです」とかわいらしく怒る。そんなぷにコーンに、「待ってれば必ず来んだから」と諭す少年。ところが、注文履歴を確認したところあることに気付き…。
この不思議なエピソードを読んだ人たちからは、「お腹が減ると知性も…」「だんだん親子に見えてきた」「モノクロなのに光って見える」など、多くのコメントが寄せられている。
■「視線誘導やコマの密度など、読みやすさを意識して描いています」作者・おなやれおさんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
元々1発ネタで、ユニコーンのツノにお菓子のとんがりコーンを乗せる、という駄洒落めいたギャグを描いた漫画から始まりました。そこから思いつきで新しいネタをどんどん描いていって今に至ります。ぷにコーンに限らず、キャラクターは落書きから偶然生まれるか、悪ふざけで組み合わせた要素から作られることが多いです。
――本作では、ぷにコーンと男の子がテンポよくツッコミを入れ合うようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
テンポ感や間は特に意識しています。SNSで発表していくにつれ、だんだん漫画を描く練習のような形にシフトしていったので、視線誘導やコマの密度など、読みやすさを意識して描いています。子どもの頬やぷにコーンの顎肉はプリンのように柔らかく描こうと努力しているので、よかったら注目してみてください。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「ああ、下等」は本当にキャラクターをあらわすいいセリフだと思います。人に対する見下し方にも悪意ではなく、あわれみがそのまま言葉になっているのだと思います。いろいろなお話で、パンチの効いたひと言がでないかな、と思うのですが、結局「下等」に落ち着いちゃうので、いつか「下等」に並ぶいいセリフが出てきて欲しいです。
――ストーリーやキャラクターデザインを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
ストーリーは1つのお話で起伏がないように描くようにしています。ぷにコーンや子どもがとんでもないことをして、それにどう対処するか…、みたいな駆け引きは基本描きません。何も起こらない楽しさを漫画で表現できたらいいなと思います。道端の子どもの変な会話に聞き耳を立てるような感覚で読んでいただけたら嬉しいです。キャラクターデザインに関しては、全体的にギャップを意識しています。ぷにコーンが派手なので、それに対して子供は小さくどこにでもいるようなデザインにしたり。また、ユニコーンといえばメルヘンチックなイメージを持つので、無地の服を着てたり、ちょっとだらしない体つきなどにすることで、ギャップが生まれる見た目になるように意識して描いてます。
――今後の展望や目標をお教えください。
ぬいぐるみや本など、手に取れる物として多くの人に届けられたらいいなと思います。叶うなら色々な場所でコラボもしてみたいです。漫画を読んでいただけるだけでも大変嬉しいですが、そこから誰かの人生の風向きにほんの少しでも関わることができるような、気高い存在になってくれたらそれ以上に喜ばしいことはないです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもぷにコーンとその仲間たちを楽しみに読んでいただいてる皆様、本当にありがとうございます。作品は読んでもらわないことには宙ぶらりんの存在となってしまうので、読者の皆様に読んでもらえることで初めて作品が完成いたします。今後も何がどうなっていくのかさっぱりな状態でお話は続きますが、ぷにコーンたちの下等なやりとりを今後も見守っていただければ嬉しいです。これかもどうかよろしくお願いいたします。

