
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『絵師を救う老婆』の1エピソード『「メカを描くのが苦手な人」を救う老婆』を紹介する。作者のごりまつさんが、4月7日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ごりまつさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■絵師を救う老婆が今回救うのは

絵師が苦手な作画やつまずいたりする演出について、どこからともなく現れ、アドバイスする存在の“絵師を救う老婆”。「自分を表現するのが苦手な人」や「茂みを描くのが苦手な人」への助言もしている。
今回老婆が救うのは、「メカを描くのが苦手な人」だ。メカは迫力があり、作画コストが高い。だからこそ、描くのが大変で苦手だと感じる人も少なくない。そんな絵師たちへ老婆がもたらした助言は「8割シルエット手法」で…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「これは使える」「この演出おすすめ」「絵が見やすくなるメリットもある」「困ったときは影入れてる」など、多くのコメントが寄せられている。
■作者・ごりまつさん「世界各国に8000万人の絵師を救う老婆がいるとは言ってました。」

――『絵師を救う老婆』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
初期の老婆シリーズをSNSにアップしたのが2019年なのですが、当時はただの1枚絵のネタの1つとして何も考えず投稿しました。その後、すぐ他のアイデアも湧いてきたのでシリーズ化させることに。
僕自身の創作時の悩みがネタの元になっていることが多いです。自分の悩みを老婆に解決させているといいますか(クリエイター仲間とのおしゃべり中にネタが生まれることもあります)。
一応 老婆の時系列としてはSNSでの自主連載(2019年)→アフタヌーンにてWEB連載(2019年)→謎の復活(2026年)という感じ。
――本作では、“ぐおっ!!”と前のめりに伝える老婆が非常に印象的でした。『絵師を救う老婆』でたまに出てくる、穏やかな表情の老婆との違いがありましたらお教えください。
これも特に大きな理由とかないんですがコメディ漫画でよくある「たまに入るシリアス展開」みたいな感じで5〜7回に1回まじめな回があると、まとまりがあっていいなって。あと先ほど書いた通り、根本が自分の悩みなんで定期的に真面目な回答が出てきちゃうというのもあります。
――『絵師を救う老婆』は、悩める絵師を救う助言が多いですが、ごりまつさん自身が漫画を描くうえで助けられたエピソードや助言はありますか?
細かなエピソード、助言とかは覚えてないというか…いろいろあったとは思うんですが…。な、何かあったかな…え、えーと…何も思い出せない…。
ちょっと趣旨とは違うかも知れないんですが、いろんな作品やアーティストに救われることはありましたね。『ボボボーボ・ボーボボ』や『赤ずきんと健康』(井上涼さんのアニメ)、『森の安藤』(谷口崇さんのアニメ)、「トップハムハット狂さん」(ラッパー)などを見てこんな自由に表現していいんだなぁと衝撃を受けましたし。『シャーマンキング』の主人公のセリフで「なんとかなる」というものがあるんですが、その辺もシンプルですが結構前向きな気持ちにさせてくれました。
身近な人に助言をいただくことも多いのですが、作品から元気をもらうことが結構あるかも知れないです。
――絵師を救う老婆のプロフィールや秘話についてお教えください!
ろ、老婆のプロフィール… なんかあるかな…あんまり自分について多くを語りたがらないんですよね、あの人。世界各国に8000万人の絵師を救う老婆がいるとは言ってました。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
当分は老婆を描きつつ、たまにギャグ作品を描くという感じかなぁと。熱い作品とか感動系とかも描きたいんですけどね。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも謎の老婆を見ていただきありがとうございます。老婆もきっと喜んでいることでしょう。創作で行き詰まった時なんかに老婆を見ていただいてちょっとでも気が楽になっていただければなと。今後ともよろしくどうぞ〜!

