サプリメントは手軽に活用できる一方で、選び方や使い方を誤ると期待する効果が得られなかったり、身体に思わぬ影響を及ぼしたりする場合があります。成分表示の確認方法や信頼できる製品の見分け方、医師・薬剤師への相談の重要性など、安全に活用するための知識を正しく理解することが大切です。ここでは、サプリメント選びと利用時のポイントを解説します。

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)
1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。
サプリメント利用時の注意点と選び方
サプリメントを選ぶ際には、成分や品質、信頼性を確認することが重要です。適切な選び方と利用方法を理解することで、安全かつ効果的に活用できます。
成分表示と科学的根拠の確認
サプリメントを選ぶ際には、パッケージに記載されている成分表示をよく確認しましょう。機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)といった表示がある製品は、一定の科学的根拠に基づいて効果が示されているため、信頼性が高いといえます。また、製造元や販売元が明確であること、第三者機関による品質検査を受けていることなども、製品選びの参考になります。さらに、含有量(1日あたりの摂取目安量)や有効成分の配合量が適切かどうか、添加物の有無や種類、アレルギー表示なども確認しておくと安心です。加えて、過剰摂取を防ぐための注意書きや、医薬品との飲み合わせに関する記載があるかどうかも重要なポイントとなります。これらを総合的に確認することで、自分に合った安全性の高い製品を選びやすくなるでしょう。
一方で、過剰な効果を謳う広告や、根拠の不明確な製品には注意が必要です。特に、短期間で劇的な効果が得られるといった表現がある場合には、誇大広告の可能性があります。サプリメントはあくまで補助的な役割であり、生活習慣の改善と併用することで効果が期待できるものです。
医師や専門家への相談
持病がある方や、薬を服用している方がサプリメントを利用する場合には、事前に医師や薬剤師に相談することが重要です。サプリメントの中には、特定の薬と相互作用を起こし、効果を減弱させたり副作用を引き起こしたりするものもあります。また、妊娠中や授乳中の方も、サプリメントの使用については専門家の意見を聞くことが望ましいです。
さらに、サプリメントを継続的に使用しても効果が実感できない場合や、体調に変化が生じた場合には、使用を中止し、医療機関を受診することが大切です。自己判断で長期間使用を続けるのではなく、定期的に状態を見直し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
まとめ
内臓脂肪の蓄積は、生活習慣病のリスクを高める要因として知られていますが、適切な知識と実践により改善が期待できる問題です。食事や運動、睡眠、ストレス管理といった日常生活全般の見直しを通じて、内臓脂肪を効果的に減らすことができます。また、定期的に数値を測定し、自分の状態を客観的に把握することで、モチベーションを維持しながら取り組みを継続できます。サプリメントは補助的な手段として活用できますが、基本は生活習慣の改善にあることを忘れず、無理のない範囲で健康的な身体づくりを目指しましょう。気になる症状や数値の変化がある場合には、早めに医療機関を受診し、専門家の指導を受けることが大切です。
参考文献
厚生労働省 e-ヘルスネット|内臓脂肪型肥満
厚生労働省 e-ヘルスネット|メタボリックシンドローム(メタボ)とは?日本肥満学会|肥満症診療ガイドライン2022
日本動脈硬化学会|動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版
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