下の子を夫に預け、久しぶりに4歳の長男と2人で回転寿司へ行った日のこと。ゆったり食事を楽しんでいると、隣の席のほうからどこかで嗅いだことのある匂いが漂ってきました。不思議に思って目を向けると、思わず固まってしまう光景が広がっていたのです……。
回転寿司でまさかの異臭
下の子を夫に預けて、久しぶりに4歳の長男とゆっくり遊びに行った日のことです。お昼は長男の大好きなお寿司を食べに、近所の回転寿司へ向かいました。
2人だけでしたが、店員さんが「空いているので」とテーブル席に案内してくれて、ゆったりとくつろいでいました。すると、近くからどこかで嗅いだことのある臭いニオイが漂ってきました。0歳児の育児で毎日のように嗅いでいるニオイでした。でも、今日一緒にいるのは4歳の長男だけ。
「うちじゃないよね?」と思いながら、なんとなく隣のテーブルに目をやると、びっくりしてしまいました。椅子の上に赤ちゃんを寝かせて、ご夫婦が今まさにおむつ替えを始めようとしていたのです。2人とも周りを気にする様子はなく、笑顔で赤ちゃんに声をかけています。
そのお店は比較的新しい回転寿司のチェーン店で、おむつ替えスペースのあるトイレも設置されています。それなのに、なぜテーブル席で……とと、頭の中が疑問でいっぱいになりました。
そこへ、ちょうど近くを通りかかった店員さんが気づいてくれました。「お客様、申し訳ありません。おむつ替えはトイレのスペースをご利用いただけますか」と、丁寧に声をかけてくれました。ご夫婦は少しバツが悪そうな表情を浮かべて、赤ちゃんを抱き上げ、トイレのおむつ替えコーナーへと移動していきました。
寸前のところで止めてもらえて、内心ほっとしました。とはいえ、長男も漂ってきた匂いに「ママ、くさいよ~」と言っていたので、少しだけ落ち着かない気持ちのままお寿司を食べることになりました。
その時、私は声をかける勇気が出ませんでした。今振り返ると、同じ子連れで、しかも私の方が年上のようだったので、私が一声かけても良かったのかもしれません。きちんと対応してくれた店員さんには、本当に感謝しています。
自分も赤ちゃんを連れて外出するときは、ぐずったり泣いたりで大変なことばかりです。それでも、周りの人にできるだけ迷惑をかけないように気を配ろう、と改めて思った一日でした。
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小さな子どもとの外出では、思い通りにいかない場面も多いものですよね。とはいえ、周囲への配慮は欠かせません。食事をする場所ならなおのことです。困ったときこそ、備え付けの設備やお店の人の力を借りながら、親子も周囲も気持ちよく過ごせる選択をしたいですね。
著者:山中莉子/30代女性/0歳・4歳の男児二人を育てる母。夫が転勤族で、保活を4回経験。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)

