
黒木華が主演を務めるドラマ「銀河の一票」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第5話が5月18日に放送。小学生1年生の息子がいる蛍(シシド・カフカ)が、茉莉(黒木)に「小1の壁」の説明をしたシーンに、SNSでは視聴者の反響が多く寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)
■「銀河の一票」とは
同作は、政治家の不正を密告する告発文をきっかけに全てを失った、与党幹事長の娘で秘書を務めていた星野茉莉が、偶然出会った政治素人のスナックママ・月岡あかりを東京都知事にすべく選挙に挑む、新たな“選挙エンターテインメント”。若くして政治の世界で生きてきた女性と、市井(しせい)に生きる女性がタッグを組み、都知事を目指して奮闘する50日間の物語を描く。
幼い頃から政治の世界に身を置いてきた政治家の娘・茉莉は、目指す何かを見つけると周囲を忘れて一直線に突っ走ってしまう性格の持ち主。不正疑惑を隠ぺいし、自身に冷酷な仕打ちを与えた父への復讐(ふくしゅう)も兼ねた都知事選で“選挙参謀”として戦っていく。
対照的に、市井に生きる「スナックとし子」のママ・あかりは、常に明るく周りを照らすような人物だが、過去には「全てを失った」出来事も。そのとき救ってくれた“スナックのママ”のお店で、今もなお働き続けている。“政治は遠くにあるもの”として過ごしていたあかりのもとに突如として現れた茉莉が、あかりの人生を一変させることとなる。
主人公・茉莉役の黒木とあかり役の野呂佳代のほかに、茉莉の父である幹事長派閥のホープで、茉莉を子どものころからよく知る兄のような存在で幼馴染の日山流星を松下洸平、茉莉の父親で与党・民政党の幹事長を務める鷹臣を坂東彌十郎、「スナックとし子」の先代のママ・とし子を木野花、鷹臣の秘書・雫石誠を山口馬木也が演じる。
また、元幹事長秘書で、現在は「よろず困りごと相談所」で街の人々の相談を受けている五十嵐隼人に岩谷健司、都連会長・葛巻仁志に堀部圭亮、東西新聞の記者・雨宮楓に三浦透子、元西多摩市長の雲井蛍にシシド・カフカが扮(ふん)する。
■茉莉は元西多摩市長の雲井蛍に会いに行く
選挙を知り尽くす元幹事長秘書・五十嵐が参謀に加わり、一気に勢いづく「チームあかり」。難航していた事務所探しも、廃業した五十嵐の実家の銭湯を借りられることになり、茉莉とあかりは胸をなでおろす。
そんな折、流星のもとに民政党幹事長の鷹臣が自ら出向き、出馬を打診したとのニュースが報じられた。これにより、党公認の最有力と目される流星に注目が集まり、出馬を期待する声が高まりを見せる。この一連の動きを、五十嵐は鷹臣の政策秘書・雫石の策略とにらむ。
数日後、いよいよ都知事選の日程が決定。その発表に合わせるかのように、流星が正式に出馬を表明した。流星は、自分を政治の世界に導いた鷹臣の恩に報いるため、選挙に打って出る覚悟を決めたと涙ながらに語り、有権者の心をつかんで支持をさらに拡大。野党の推薦も取り付け、着々と票の上積みを図っていた。
そんな流星陣営に本気の戦いを挑む五十嵐が提案したのは、民政党への宣戦布告ともいえる奇策だった。茉莉とあかりは、作戦に欠かせない元西多摩市長の雲井蛍を仲間に迎えるべく、説得をするために彼女に会いに行くのだった。
■蛍が茉莉に「小1の壁」の説明をしたシーンに「共感でしかない」の声
蛍はかつて五十嵐を参謀に選挙戦を勝ち抜き、無名の新人から市長となったが、わずか1年で辞職。今は両親が営むベーカリーを手伝っていた。
蛍の突然の引退には、ほかならぬ鷹臣が関与していたことを知る茉莉は、複雑な思いで蛍と対面する。そこへ、蛍の息子が帰って来た。彼が小学1年生であることを知ったあかりは、「1年生?ぴかぴかだ。かわいい」と笑顔に。
茉莉は、あかりの都知事選出馬に協力をしてもらおうと説得を試みるが、蛍から「冗談やめて。無理だって。子どもいるし」と言われ、断られてしまう。
「でも市長時代、陽太(蛍の息子)さんは、まだ保育園ですよね?」と言う茉莉に、「負担かけてたよ。陽太にも両親にも、市の職員にも。いつも罪悪感いっぱいでさ。って言うか、小学校に上がったら子育ても仕事との両立も楽になるっていう謎の誤解があるんだけど、逆だってあるからね。聞いたことない?『小1の壁』」と尋ねる蛍。
茉莉が「不勉強で…」と言うと、「小学校は保育園より始まりが遅くて帰りが早いでしょ?時短勤務もできなくなるし、行事も増えるし夏休みだってある。学童の待機児童問題は高止まりだし。私はね、運良く実家暮らしで、両親も元気だからなんとかなってるけど、綱渡りだよ。誰かが倒れたら終わる」と話す蛍。
すると茉莉は「それはまさに重要な都の…いえ国の課題ですので、ぜひ一緒に、誰にも心身ともに負担なく、犠牲を払うことなく子育てと仕事、キャリアを両立できるような方法を…」と言うが、その言葉を遮るように「見つけるために、私には犠牲を払えって?」と、蛍は言い放つ。そのあと蛍は、「ごめん、意地悪な言い方した…。でも、もうやめたの。他人のために自分と家族、犠牲にするの」と、自分の意思を伝えるのだった。
蛍が茉莉とあかりに「小1の壁」の説明をしたシーンに、「小学生になってからの方が働きづらくなるの共感でしかない!」「小1の壁…マジでそれ」「子育てとキャリアねー。これも深いよ」「誰かが倒れたら終わる…本当にみんながそうだよね…」「小1の壁はほんと大きい」「おお、ここで出すか小1の壁!すっごい!」などの声が上がり、「銀河の一票」がX(旧Twitter)のトレンド5位にランクインしていた。
番組ラストでは、息子に背中を押された蛍が「チームあかり」に加わることを決意した場面も。次話以降の展開も見逃せない。
◆文=奥村百恵

