学童保育で働くミクさんは、周囲には愛想良く振る舞っていますが、心の中では子どもたちの容姿に毒づく二面性を持っています。一方、小学1年生の娘・ハナちゃんを学童に通わせている母親は、楽しそうに過ごす娘の姿を見て、今の環境に満足していました。
しかし、容姿に絶対的な自信を持つミクさんは、ハナちゃんの母親まで見下しており、なんとハナちゃんの父親と、家族よりも「ミクが世界一かわいいよ」と言われるようなメッセージのやり取りをしていたのです。何も知らないハナちゃんの母親は、娘の同級生・ヨウタくんの美人ママとすれ違ったとき、美しいながらも課長職に就いていることを知り「私ももう少し見た目に気をつかおうかな」と感じたのでした。
昔から自分はかわいかったと自負するミクさんは、学生時代のあることを思い出します。
修学旅行での出来事













ミクさんは修学旅行のことを思い出しました。
同級生の女子が、好意を寄せている男子にすっぴんを見られたくないからと、二重の化粧をしていたのです。そのことを知ったミクさんが、「女子部屋の夜の様子」の写真を見せ、男子たちは「顔ちげー!」と大盛り上がり。
傷つく同級生を差し置いて、自ら男子にアピールをし、告白を勝ち取ったミクさん。かわいさでカーストの上位に君臨していたミクさんに、文句を言う人はいませんでした。
成功体験を思い出し、ミクさんは今でも「人の夫だって奪える」と信じているのです。
自分に自信を持つこと自体は悪いことではありません。しかし、その自信が誰かを見下したり、傷つけたりする理由になってしまえば、周囲からの信頼は失われていくものです。
容姿や優越感だけにとらわれず、人への思いやりや誠実さを忘れずにいたいですね。

