アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
先日、ワフウフさんが母・あーちゃんと出かけたときのこと。たくさん歩いたので、お茶を飲むことにしてお店に入ったのですが、あーちゃんはスイーツメニューに釘付け。このところ外食が続いていることもあり「今日はやめておこう」とワフウフさんが言うと、あーちゃんもすんなり「そうね!」と納得したように見えたのですが……。何を注文するかと聞いてみると「なんだか甘いものが食べたいわねえ」と言い出して、ワフウフさんは苦笑い。なんとかドリンクのみを注文して席についたものの、隣の席の人がパフェを食べていて、あーちゃんは「おいしそうねえ!」を連呼しながら大興奮です。さっき、甘いものはやめておこうと何度も説得されたことをすっかり忘れ、「私、どうしてあれにしなかったのかしら?」と不思議そうに言うあーちゃんを見て、ワフウフさんは一気に疲れてしまったのでした。
父の近況に興味はないけれど
昔から食べても太らず、ストレスがかかるとそこからさらに痩せてしまう体質のあーちゃん。認知症が判明したころは身長153cmで35kgしかありませんでした。ストレスの主な原因はワフウフさん姉妹の父である夫の存在。施設に入ってから物理的な距離ができたからなのか、なんと体重は41kgまで増加! 気が付けば、いつも着ていた洋服もきつくなるくらい太っていました。食事がしっかりと管理されている今の環境で体重が増えていることは、ワフウフさん姉妹にとってうれしい変化でした。

あーちゃんは、メニューの文字は読めるけれど、理解ができなくなっているようで、お店に入ってメニューを選ぶときには、何度も聞いてきます。

そんなときは……。

プライドを傷つけないように、さりげなく誘導しています。

そうしないと、永遠と「どれにする?」と聞かれ続けてしまうので……。

これは、先日あーちゃんが注文したメニュー。

「おいしい」ことはわかるようですが、料理の食べ方もわからなくなっているようです……。

そうかと思えば、スイーツに関しては即理解してしまうので、気が抜けません。


そんな中、父から生活費を請求するメールが届きました。あーちゃんは自宅で生活していないのに、生活費とは……? しかも、最後の文章を見てみると、今後もずっと請求メールは届くようです。

相変わらず、お金への執着がものすごい父。

怖すぎます……。

もちろん、払うつもりはありません。

あーちゃんが施設で暮らしていることを父が知ったら、発狂しそうです……。
あーちゃんとお店に入っても、甘いものしか目に入らないだけでなく、自分の食べたいものが選べなくなっています。メニューに書いてある文字を読むことはできても、何が書いてあるかまでは理解できなくなっているようです。メニューを選ぶときには何度も「どれにする?」と聞いてくるので、あーちゃんのプライドが傷つかないように、さりげなく誘導して注文を決めるようにしているのですが、いざ料理が運ばれてきても、今度は食べ方がわからないことも……。そうかと思えば、甘いものに関しては理解が早く、気が抜けません。
そんな中、姉・なーにゃんのもとへ、父からあーちゃんの生活費を請求するメールが届きました。父は、その場で生活していない人に生活費を請求することがおかしいとは思わないのでしょうか……。光熱費なんて、100%自分で使っているものなのに。
父からのメールには、請求金額の明細や父の近況とともに「この生活費請求が定期的に届いている間は、私は健在だと思ってOK」という見過ごせない一文が……。これって、父が生きている限りはあーちゃんにお金の要求をし続けると宣言されたということ? 父のお金への執着が、怖すぎます……!
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父からは相変わらず謎の請求が届いているようですが、あーちゃんの居場所は突き止められていないようで、ひとまず安心ですね。施設での生活も安定してきたので、このまま父に邪魔されることなく穏やかな日々を過ごしてほしいものです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

