
元乃木坂46の齋藤飛鳥による初単独冠番組「齋藤飛鳥の今夜は飲んで帰ろう」(日本テレビ)のSeason2が、5月22日(金)深夜0時30分より4週連続で放送される。また地上波放送終了後より、動画配信サービス・Huluにて、未公開の本音トークが詰まった「Hulu完全版」が独占配信される。そこで本記事では、同番組の見どころとともに、齋藤の魅力についても深掘りしていく。
■俳優として頭角を現す齋藤飛鳥、冠番組「今夜は飲んで帰ろう」で覗かせる等身大の姿
13歳でアイドルグループ・乃木坂46の1期生として加入した齋藤。1期生最年少メンバーとして青春時代を過ごし、やがてグループを代表するエースへと成長を遂げる。ミステリアスな美少女ぶりに加え、ファンに媚びない自然体のキャラクターで人気を集めた彼女は、約11年間にわたる活動を経て2023年にグループを卒業した。
アイドルとして一世を風靡した齋藤だが、グループ在籍時から舞台や映像作品にも積極的に出演。ドラマ「少女のみる夢」や舞台「あさひなぐ」では主演を務めるなど、俳優としても着実にキャリアを積み重ねていく。
その後も数々の作品に出演し、実写版『【推しの子】』シリーズでアイ役を演じたことでも話題に。原作に引けを取らないビジュアルや、齋藤自身とも重なるような儚い空気感がハマり役となり、「第48回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した。
そして、このたびSeason2の放送が決定した「齋藤飛鳥の今夜は飲んで帰ろう」では、“クールで謎めいた”イメージが強い彼女の新たな一面が楽しめる。齋藤が“今、本当に会いたい人”をゲストに迎え、等身大の姿を見せていく同番組。
2025年7月に放送されたSeason1では、元乃木坂46の白石麻衣と車内トークを繰り広げたり、芸人のヒコロヒーとゲームセンターでプリクラを撮ったり…と、お酒を交えながら好きな人と好きなことを満喫する様子が映し出された。リラックスした空間だからこそ飛び出す無邪気な笑顔は、これまでのイメージとの“ギャップ”を感じさせ、齋藤の新たな魅力を引き出している。

■パブリックイメージとも重なる“ミステリアス”なキャラクターで異彩を放つ
バラエティー番組で見せる等身大の素顔とは一転、俳優業において齋藤が放つ魅力もまた格別だ。特に、“影のある”雰囲気をまとった儚げなキャラクターに憑依した際、作品全体を支配する唯一無二のオーラは彼女の真骨頂と言える。
齋藤が俳優として注目されるきっかけとなった映画「あの頃、君を追いかけた」(2018年公開)。本作で齋藤は、優等生のヒロイン・早瀬真愛を熱演。水島浩介(山田裕貴)と少しずつ距離を縮めながらも、大切なことは最後まで伝えられず、すれ違ったまま他の人と結婚するという、青春時代ならではの“後悔”を甘酸っぱく描いた作品だ。
共演した山田からは、「小手先の余計な演技はせずに、無駄をそぎ落としたピュアな演技をしているからこそ伝わる部分があるんですよね」と絶賛されていた齋藤。優等生で“高嶺の花”のように見えながら、実は優しさを秘めたヒロイン像や、本心が読めない一面は、齋藤のパブリックイメージとも重なる部分が多い。また本作では、歳の差のある山田と同級生という設定だったが、持ち前の表現力で違和感なく演じ切り、すれ違う2人の切なさを見事に体現してみせた。
他にも、新感覚の恋愛ミステリードラマ「恋は闇」(日本テレビ系、2025年放送)では、“謎の女性”役として出演。第5話終盤、筒井万琴(岸井ゆきの)が設楽浩暉(志尊淳)の部屋の冷蔵庫で“何か”を見つけた場面では、無言のまま冷蔵庫の扉を閉める齋藤の姿が視聴者に強烈なインパクトを与えた。感情をあえて見せない“表情のない演技”が、観る者の想像力を刺激し、不穏な空気を際立たせている。
さらに本作で齋藤が演じた人物は、単なる不気味な存在ではなく、“事件の根幹に深く関わっているのかもしれない”という謎めいた一面を持つキャラクター。セリフの合間に生まれる沈黙や、感情を読み切れない曖昧な表情を繊細かつリアルに表現し、作品全体に独特の緊張感を与えていた。


■ミステリー、ホラー作品でも発揮される圧倒的な存在感
言葉数が少なく、どこか掴みどころのない空気をまとったキャラクターが抜群にハマる一方で、ミステリーやホラー作品でも齋藤は異彩を放っている。
その最たる例と言えるのが、リモートでの会話を軸に展開するリアルタイムミステリードラマ「リモートで殺される」(日本テレビ系、2020年放送)。齋藤は、高校生の時に学校の屋上から転落死した田村由美子を演じた。
転落して血を流しながら、ニヤリと不気味な笑みを浮かべて亡くなるシーンは当時視聴者の間でも話題を呼び、「ゾクゾクした」「存在感に圧倒された」といった声が続出。登場シーンは高校生時代の回想のみだったにもかかわらず、豪華キャスト陣の中でも埋もれないひと際鮮烈な印象を残していた。
さらに、「ザンビ」プロジェクト第2弾として制作され、齋藤が連続ドラマ初主演を務めたサスペンスホラー「ザンビ」(日本テレビ系、2019年放送)でも、その魅力は存分に発揮されている。物語の舞台となるのは、全寮制女子高校・フリージア学園。修学旅行中、バスの故障で見知らぬ村に行き着いた生徒たちに、次々と不思議な現象が降りかかっていく…というストーリーだ。
齋藤が演じたのは、クールで感情をあまり表に出さない孤高のヒロイン・山室楓。冷静沈着なキャラクター像と、齋藤のナチュラルな演技が絶妙に重なり合い、独特の雰囲気を生み出していた。乃木坂46メンバーが多数出演した本作は、グループならではの儚く幻想的な世界観も魅力の一つ。その中でも、齋藤の佇まいは際立っており、物語全体を引き締める重要な役割を担っていた。
自身のパブリックイメージとも重なる、ミステリアスで儚いキャラクターを繊細に演じる一方で、ミステリーやホラー作品では圧倒的な存在感を見せつける齋藤。アイドル卒業から約3年が経った今もなお、俳優として着実に進化を続けている。今後さらにどのような役柄で新たな一面を見せてくれるのか、その活躍に期待が高まる。
なお、動画配信サービス・Huluでは「齋藤飛鳥の今夜は飲んで帰ろう」「あの頃、君を追いかけた」「恋は闇」「リモートで殺される」「ザンビ」など、齋藤の出演作を見放題配信中。


