由美さんは、夫の聖也さんと1歳半になる娘・こころちゃんとの3人暮らし。現在、第二子を妊娠中です。夫も育児には積極的に参加してくれますが、由美さんからすると物足りないと思うこともあり、夫のやり方に意見してしまうことも……。
ある日、家族で出かけた際に気になったことを伝えたときにも、夫は不機嫌になり先に帰ってしまいました。仕方なく由美さんがひとりで娘を公園で遊ばせて家に帰ったのですが、夫はなんと上機嫌でゲーム中……。苛立ちながらも、余計なけんかをしないように夫に娘を見ててもらい、由美さんは食事の準備に取りかかりました。しかし、夫は適当に娘をあしらっているだけでした。
しばらくして、娘がキッチンにやってきてしまったので「連れ戻しに来てよ!」と夫に呼びかけますが、ちゃんと聞いていない様子。仕方なく由美さんは娘をだっこしてあやしながら「ちゃんと遊んであげてよ!」と夫に言いました。
すると夫は「遊んでるよ! ほら!」と言いながら、足でおもちゃをつかんで振って見せたのです……。
夫の態度にイラッ








「こうやって足で振って! 遊んであげてるよ!」
そう言って笑いながら足でおもちゃを振っている夫を見て、由美さんは黙っていられませんでした。
「それ、こころは遊んでもらってる認識じゃないよ! ゲームいい加減やめてってば!」
由美さんが声を荒らげると、夫は「もおおおお……口うるさいなあ……。言い方きつくていやになるって言ってんじゃん……」と、表情を曇らせました。そして、自分はまわりが見えるから、ゲームをしながらでも娘のことは見ていられると言ってきたのです。
由美さんは心の中で『まわりが見えてるって自信、どこからくるんだろう……』と思いながらも、夫は娘のことを溺愛していて、ときにはがっつり遊んでくれるしなぁ……と、いろいろな考えが頭の中を巡っていました。
すると次の瞬間、「わぁぁぁぁぁぁああぁん」と、娘の叫び声が家の中に響きわたります。
驚いて泣き声のするほうへ向かうと、なんとキッチンに入らないよう設置している柵の隙間に、娘の足が挟まっていたのです。大きな声で泣いているのにも関わらず、夫は「よっこいせ〜」と呑気に立ち上がって慌てる様子がありません。
思わず「遅い!」と怒ると、夫は機嫌を損ねてしまったのでした。
◇ ◇ ◇
「少し目を離しただけ」のつもりでも、その少しの間に子どもは予想外の行動をとることがあるので、たとえ家の中であったとしても片手間で乳幼児のお世話をするのは避けてほしいですよね。
大きな泣き声を聞いても夫がすぐに駆けつけてこなかったのを見ると、夫婦の間で危機感の感覚の違いがあるように思えます。子どもの少しの異変にも瞬時に対応することが大切なのだと、日ごろから夫婦間でしっかり認識を揃えておきたいですね。

