海藻がたくさん生えていた海底、8年後に同じ場所に潜ったら……。衝撃的なビフォーアフターを捉えた動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で2万9000回以上再生され、1500件を超える高評価を獲得しています。
投稿したのは、水中の生き物を観察したり、海の保全活動に取り組んだりしているYouTubeチャンネル「スイチャンネル sui-channel」。プロのダイビングガイドである投稿者さんが、主に漁協と協力関係を結んだエリアで撮影した映像を発信しており、以前には、毒をもつウニを駆除した漁礁と放置した漁礁の6年後を比較した動画が話題になりました。
今回は、投稿者さんが2020年ごろまでウニ漁をしていた海を再訪し、8年前と現在を見比べる様子を公開しています。
まずは2018年3月に撮影した海底の映像を見てみましょう。当時は海藻がたくさん生えており、それほど悪くない環境でした。ただ、このころから海藻が減りつつあったそうです。
続いて、それから約5年後、2023年5月に同じ海底を撮影した映像を見ると……。短い海藻が生えているものの、5年前と比べるとかなり減っており、海藻が育ちにくい環境に変化していることが分かります。
そして、2026年4月の様子は……? 海藻がほとんどないばかりか、生き物の気配さえなくなっています。ウニはいるものの、以前と同じか、少し減っているようです。波打ち際には少しだけ海藻が生えていますが、そこから少し離れると何も生えていません。
また、8年前の海底にはヒトデがたくさんいて、5年前にもまだ姿がありましたが、今回は1匹も見つけられませんでした。
さらに、現在の海では、ウニが流れてきた海藻をつかまえて食べている姿も発見しました。投稿者さんがここで獲ったウニを割ってみたところ、中身が全く入っていませんでした。これでは商品価値がありません。ちなみに、きちんと海藻を食べて育ったウニを割ると中身がしっかりと詰まっており、その差は一目瞭然です。
投稿者さんは8年前と比べてすっかり荒廃してしまった海の環境にとても驚いたそうですが、なんと解決方法があるといいます。実は、この海には海藻を食べる魚がほとんどいないのだとか。つまり、海藻が芽生えればきちんと育つはずなのです。
投稿者さんはまず、ウニを漁獲して数を減らし、畜養(自然界で捕獲した魚介類を短期間で飼育すること)して販売する予定だそうです。そして、販売で得た利益を活用して海の海藻を増やしたいと考えているのだそうです。
成功すれば来年にはしっかり海藻が生えた海に戻すことができるため、投稿者さんは「来年、再来年に向けて今から準備していこうと思います」と動画を締めくくっています。今後の活動が期待されますね!
この投稿には「10年せずに、この変化は凄いな」「切ない眺めだなあ」「ここだけじゃなくいろんな海でこの状態がって思うと怖くなりますね 過去の映像があって比較できるのは説得力ありますね〜貴重な活動応援してます」「海も砂漠化、着実に住めない惑星に近づきつつありますね」などの声が寄せられています。
投稿者さんはYouTubeチャンネル「スイチャンネル sui-channel」の他にも、X(Twitter/@suichan7)で情報を発信中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「スイチャンネル sui-channel」

