
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、男に裏切られた経験がある4人の女性たちが不倫男たちを追い詰める「不倫撲滅委員会 裏切るヤツは許さない」(KADOKAWA)に注目。
この記事では、漫画の原作者であるセイナさんにインタビューを行い、女友達とは何か、また登場人物のキャラクターについて話を聞いた。
■優しい夫との結婚生活、順調だと思っていたはずが…

同じ女子高の手芸部だったジュリ・セナ・秋子・冬美は、クズ男たちからひどい裏切りにあった共通点を持っていた。
男に裏切られるたびにお互いの得意分野で支え合ってきた4人は、不倫撲滅の“最強チーム”になっていた。
最初のきっかけは、秋子に起きた2年前のできごとだった。記念日でもないのに高級バッグをプレゼントしてくれる夫だったが――。
■友だちが浮気されたら怒り心頭…女性のすさまじい共感力

——「みんな今まで浮気されたことがあるからツラさがわかるんだよ」を始め、女友達にとって共感できるワードがたくさんありました。同じような過去のキズを持つ彼女たちは、お互いが非常に心強い味方となっていきますが、関係性を描写する上で気をつけた点やポイントにしたことなどがあれば教えてください。
女の絆は共通の敵がいる時が一番強いです。これは、中高女子校で6年間過ごしてきた私の確固たる持論です。
また、女の共感力は果てしなく、他人のエピソードから感情を読み取り、過去の自分の経験や気持ちとリンクさせ、そのエッセンスを再インストールすることで自分の感情とします。
だから浮気された友達の話を聞いてしまったら最後、「あんたが浮気された張本人じゃないよね?」と言いたくなるほど怒りのボルテージが上がってしまうことも。本作のキャタクターたちには、女性たちのそのすさまじい共感力と行動力をいかんなく発揮してもらいました。
——セイナさんにとって“女友達”とは?
支えです。支えであり、共犯者かもしれません。
世界中の他の誰にも言えないけれど、彼女にだけは打ち明けられる気持ちがある。私は秘密を一人だけでは持てないたちなので、特定の女友達とそれを共有しています。
——ジュリ・セナ・秋子・冬美の4人の女性たちについて、それぞれキャラクターの魅力を教えてください。
ジュリは光属性のお姉さん。明るく分け隔てない、私が一番出会いたいタイプの女性です。頭が柔らかいのかぶっ飛んでいるのか、突飛なアイデアでダメンズの悪事を暴く起爆剤的存在。
セナはクズ男に惹かれがちで、自己肯定感の低い美女です。例に漏れずレオンのマチルダが好き。女は黒髪ショートの女が大好きです。つまりそのビジュアルが最大の魅力です。
秋子はお金持ちでふわふわしていておしとやかなお嬢様の風貌ですが、肝が座っていて怒らせると一番怖いタイプです。こういう内側に牙を隠している女に私が憧れています。
冬美はモテます。泣きぼくろがありますから。個人的にはパートナーの拓也と本当にお似合いだな〜と思っています。独り言やツッコミにユーモアがあるのでぜひ注目してほしいです。
——作中の物語は復讐したり、復縁したりと様々な結果をたどりますが、パートナーとの関係を描くときに伝えたかったことや気をつけた点を教えてください。
結婚してから、パートナーとの関係性はどんどん複雑になり、「好き」「好きじゃない」だけでは判断できなくなってしまいました。
そして、世の中には、「そんな人現実にいるんだ…」と言いたくなるような、“とんでもパートナー”が実在するということも年々、実感しています。耳を疑うようなエピソードを聞いていると「なぜそんなことをするんだろう」と考えるのですが、そういう時はたいていの場合本当に、全く理解できない。動機が全く分からない。
そしてそれを受け入れられる、または我慢できている相手の感情も分からない。最近感じる人間関係の不気味さの一端を、本作では表現できればと思いました。

