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ひろゆき「10回以上経験したかも」急性アルコール中毒の危険性と依存しないお酒の飲み方

ひろゆき「10回以上経験したかも」急性アルコール中毒の危険性と依存しないお酒の飲み方


ひろゆき「10回以上経験したかも」急性アルコール中毒の危険性と依存しないお酒の飲み方

実業家のひろゆきさんといえば、鋭い発言や独自の視点で知られ、多くの場面で注目を集めてきた存在です。一方で、過去には急性アルコール中毒での救急搬送を経験したこともあり、お酒との向き合い方について考えるきっかけを持っています。急性アルコール中毒やアルコール依存症は誰にとっても身近な問題でありながら、その危険性や対処法については十分に知られていない部分も少なくありません。今回はひろゆきさんの実体験をもとに、お酒にまつわる問題や上手な付き合い方について、日本精神神経学会認定精神科専門医の副島正紀先生に解説していただきます。

> 【独占映像】ひろゆきが語る「急性アルコール中毒」の過去とお酒のリスク

ひろゆき

インタビュー:
ひろゆき(実業家)

本名・西村博之。1976年神奈川県生まれ。中央大学卒業。1999年にインターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス代表取締役、未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとして活躍。2005年、ニワンゴ取締役管理人に就任。翌年、「ニコニコ動画」を開始。2009年に2ちゃんねるを譲渡後、2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。

副島正紀先生

監修医師:
副島正紀(日本精神神経学会精神科専門医)

東京慈恵会医科大学を卒業後、東京都立松沢病院にて精神科医としての研鑽を積む。その後、稲城台病院での精神科救急や複数のクリニック勤務を経て、2024年に地元である下北沢に「シモキタよあけ心療内科」を開院。患者さんの悩みを否定せず、寄りそった治療を心がけている。日本精神神経学会認定 精神科専門医・指導医、精神保健指定医。


chapter01 2度の救急搬送。ひろゆきの実体験から考える「急性アルコール中毒」の危険性


副島先生

急性アルコール中毒になったことがあると聞きました。そのときの状況について教えていただけますか?

ひろゆきさん

アルコールがきっかけで救急車には2回乗ったことがあります。最初は20〜30人での飲み会が終わった後、残っていたお酒を飲んだことでひどく酔ってしまいました。その後、寝ていた私を友人が移動させようとして椅子から転落したことで頭部を打ち、意識障害が疑われ救急搬送されました。

副島先生

どれくらい飲んだか覚えていますか?

ひろゆきさん

焼酎の水割りを10杯以上飲んだと思います。

副島先生

厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、節度ある適度な飲酒量は、純アルコール約20gとされています。ただし、あくまで目安であり個人差もあるので、この量であれば健康への影響がないと保証されるものではありません。

ひろゆきさん

アルコール20gはお酒で換算すると、どのくらいの量になりますか?

副島先生

瓶ビール(500mL)1本に相当します。焼酎の水割りであれば、25度の焼酎を0.5合(90mL)使用すると約18gのアルコールが含まれているので、それを10杯以上飲んだ場合、健康や安全に影響を及ぼす可能性もあったと思います。

ひろゆきさん

危険でしたね。

副島先生

そうですね。1日当たりの純アルコール摂取量は、男性が40g以上、女性は20g以上で生活習慣病のリスクを高めるとされており、注意が必要です。2回目に救急搬送されたときは、どのような状況でしたか?

ひろゆきさん

飲み会で疲れ、道路で寝ていたら通報されて救急搬送されました。

副島先生

目覚めた後、記憶は残っていましたか?

ひろゆきさん

全然覚えていませんでした。もともとお酒を飲むと記憶を失いやすい体質で、その感覚を好んで飲んでいた側面があります。記憶がなくなるほど飲むことで、普段とは言動が異なっていき、自分の深層心理が表れているように感じていました。

副島先生

お酒を飲むと、前頭前野と呼ばれる脳の抑制機能を担う部位の働きが低下し、本能的な側面が表れやすくなる可能性はありますね。飲酒時に一時的な記憶喪失が生じる状態はブラックアウトと呼ばれ、過度な飲酒の指標の一つとされています。

ひろゆきさん

急性アルコール中毒とは、どのようなものなのでしょうか?

副島先生

急性アルコール中毒は「アルコール飲料の摂取により生体が精神的・身体的影響を受け、主として一過性の意識障害・呼吸抑制・低体温・循環抑制を生じるもの」と定義されています。

ひろゆきさん

どれくらい飲んだら急性アルコール中毒になる可能性がありますか?

副島先生

通常、血中アルコール濃度が0.02~0.1%程度でほろ酔い状態となります。0.3%前後で泥酔期と呼ばれ、0.4%前後では昏睡(こんすい)期という生命に危機を生じる状態です。どの程度からが急性アルコール中毒となるのか明確な基準はありません。しかし泥酔以上の状態では意識レベルの低下、嘔吐(おうと)や血圧低下、呼吸数の低下を起こし、生命に危機が及ぶ可能性があります。

ひろゆきさん

注意が必要ですね。

副島先生

飲酒時に一時的な記憶喪失が生じるブラックアウトは、血中アルコール濃度が約0.16%以上で起こりやすいとされています。

ひろゆきさん

急性アルコール中毒になりやすい人や原因は分かっていますか?

副島先生

急性アルコール中毒は特に若年者、女性、高齢者、飲酒後に顔の赤くなるタイプの人に起こりやすい傾向があると考えられています。

ひろゆきさん

それはなぜですか?

副島先生

アルコールは体内でアセトアルデヒドという有害物質に分解された後、無害な物質へと代謝されますが、アルコールの分解速度には個人差があり、分解が遅い場合にはアルコール血中濃度も下がりにくいからです。遺伝的にその代謝能力が低い人はより注意が必要だとされています。

ひろゆきさん

最近は、急性アルコール中毒の症例数は減っているのですか?

副島先生

飲酒率は減少傾向にある一方で、東京消防庁のデータによれば急性アルコール中毒による搬送者は、新型コロナウイルス拡大で一時的に減少したものの、その後は社会活動の再開に伴い増加傾向がみられます。

ひろゆきさん

飲酒率が減っているのに、急性アルコール中毒が減っていない理由は何なのでしょうか?

副島先生

年代別の搬送者として最も多い20代で考えると、大学入学やサークル活動を機に飲酒を始める人も多く、経験不足により適量が分からず、過度な飲酒に至ることが影響しているかもしれません。

ひろゆきさん

急性アルコール中毒の治療について教えてください。

副島先生

急性アルコール中毒は、肝臓の処理でアルコールの分解を待つ対症療法が基本で、特効薬はありません。

ひろゆきさん

急性アルコール中毒が疑われたら周りはどのように対処すればいいですか?

副島先生

急性アルコール中毒で最も注意すべき点は、嘔吐物による窒息です。嘔吐していても意識があり呼びかけに応じる場合には、無理のない範囲で水分摂取を促し、安静にさせることが望ましいとされています。ただし、状態が変化する可能性もあるため、注意深く観察することが重要です。

ひろゆきさん

寝ている最中に嘔吐がみられる場合、急性アルコール中毒の可能性は考えられますか?

副島先生

意識レベルの状態にもよりますが、その可能性は考えられます。

ひろゆきさん

そうであれば、これまでに急性アルコール中毒に近い状態を10回以上経験しているかもしれません。他に注意すべき点はありますか?

副島先生

冬には低体温症で亡くなる人もいるので、体温管理にも配慮が必要です。意識がはっきりしない場合や判断が難しい際には、速やかに救急車を呼んでください。



ひろゆきと学ぶ「アルコール依存症」のリスク。酒に飲まれないために知っておきたいこと

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配信元: Medical DOC

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