北村有起哉&仲間由紀恵、12年ぶりの共演で「(前作の)復讐でもあるのかな(笑)」<小さい頃は、神様がいて>

北村有起哉&仲間由紀恵、12年ぶりの共演で「(前作の)復讐でもあるのかな(笑)」<小さい頃は、神様がいて>

北村有起哉と仲間由紀恵が夫婦を演じる「小さい頃は、神様がいて」(毎週木夜10:00-10:54 ※初回は10:00-11:09、フジテレビ系)の第1話が10月9日に放送される。本作は「最後から二番目の恋」シリーズ(フジテレビ系)などで知られる脚本家・岡田惠和が新たな夫婦の形を丁寧に紡ぐ、大人のドラマだ。

■ドラマは衝撃的な始まり方「カウントダウンしてほしいですよ」

――お二人は離婚の約束をした夫婦役を演じられますね。

仲間:夫婦が離婚を認識するという衝撃的な始まり方で…。

北村:僕が演じる夫・小倉渉は、19年前に妻と交わした「2番目の子供が二十歳になったら離婚する」という約束を冗談だと捉えていたのに、仲間さん演じる妻のあんは、離婚を心の支えに長年過ごし、ある日「生きてるんだけど、あの約束」と言い放つんです。

夫としては「それはないでしょ!」と思いますよね(笑)。せめて将棋の対局みたいに、カウントダウンしてほしいですよ、何年か前から。

仲間:怖いですよね。ある意味、復讐劇です(笑)。

北村:事件性はないのに、サスペンスだ(笑)。妻に離婚を切り出されるシーン、僕、怖くてフリーズすると思うな。仲間さんは、あんのように何年も黙っていられますか?

仲間:私個人はそんな度胸はないタイプなので、小出しにしていくかな。

北村:でもどこの夫婦も、こういうズレみたいなものはあるよね。それぞれが抱えているものは、どんどん言い合った方がいいんだろうな…と思っています。

■12年ぶりの共演で“復讐”!?

――2人の共演は、実に12年ぶりですね。

北村:「上意討ち~拝領妻始末」(2013年、テレビ朝日系)という田村正和さん主演の時代劇で共演して以来です。僕が仲間さんをいじめ抜く役で…。

仲間:そのせいで、私が演じる役は自害するんですよ。

北村:もしかしたらそれを巡っての復讐でもあるのかな(笑)

仲間:こちらも、12年越しで。

■北村有起哉&仲間由紀恵が心の支えにしているのは「家族」「1日が24時間であること」

――あんは、離婚を心の支えに今まで過ごしてきていますが、彼女のように、2人が心の支えにしていることはありますか?

北村:やはり、家族ですね。独身時代は何でも自分で決められたけれど、中心軸が変わったわけですから。飲み歩かなくなったし、図書館に子供を連れてもいくし。責任を負って、だいぶ変わりました。自分でも驚くべき変化です。

仲間:家族は、一番ですよね。でも私の中では、1日が24時間であることが支えです。家事がエンドレスでも、やらなきゃいけないことがあっても、「夜になったら寝ていい」という区切りを目標に頑張っています。

北村:北欧に行ったら困るね。

仲間:白夜はダメです!ずっと働いちゃう(笑)。

――小倉家だけでなく、同じマンションに住む2組の家族との会話劇も見どころかと思いますが、最後に視聴者にメッセージをお願いします。

北村:この2組が、われわれの離婚騒動に巻き込まれるのですが、きっと彼らも視読者も「離婚した方がいい」「しない方がいい」と、さまざまな共感をすると思います。くすくす笑いながらも、しんみりしたりする岡田マジックがあるので、「どうなるんだろう」と不安を抱えつつも、ドキドキしながら最後まで見ていただけたらなと思っています。

仲間:登場人物がいろいろな思いを抱えながら生きています。たくさん笑って、たくさん泣いて、温かい気持ちになっていただけるドラマを目指して頑張ります。

◆取材・文=坂本ゆかり



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