仲間由紀恵“千佳子”、「悲しいの。胸がなくなるのが」と本音を語る…見上愛“りん”の優しさと勇気に称賛の声<風、薫る>

仲間由紀恵“千佳子”、「悲しいの。胸がなくなるのが」と本音を語る…見上愛“りん”の優しさと勇気に称賛の声<風、薫る>

りん(見上愛)は今井(古川雄大)へ千佳子(仲間由紀恵)の診察方法について相談をする
りん(見上愛)は今井(古川雄大)へ千佳子(仲間由紀恵)の診察方法について相談をする / (C)NHK

見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第39回が5月21日に放送。和泉侯爵家の千佳子(仲間由紀恵)がりん(見上)にずっと隠してきた本音を打ち明ける様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)

■りんの提案で、千佳子の診察方法が変更される

りんは医局を訪ね、千佳子の主治医である今井(古川雄大)にある相談を持ちかける。それは、乳がんを患う千佳子の診察について、もう少し配慮をしてほしいというものだった。病室での回診に対し、りんは「衝立(ついたて)があるとはいえ、ご家族の前で診察されることのほうが奥様はお辛いのではないかと」と指摘。夫と息子の前で病状を聞かされるのをためらう千佳子の気持ちを代弁する。

これに対し、藤田(坂口涼太郎)は「小娘でもあるまいし」と一蹴するが、りんは「そう思って我慢しているのでは」と一歩も引かない。様子を見ていた黒川(平埜生成)も、「今のままでも手術を拒むだけなので、方法を変えてみるのも一つの手では。彼女の言い分はどうであれ我々も楽になりますし」とりんの意見を支持する。

その後、夫のいる病室ではなく診察室へ出向いて診察を行うことを告げられると、千佳子の表情は明るくなる。「病院内を歩くのも悪くないわね」と廊下の大きな窓から外を眺め、鼻歌を歌いながら歩く千佳子の姿があった。
りん(見上愛)、今井(古川雄大)の威圧感にも負けじと自分の意見を主張する
りん(見上愛)、今井(古川雄大)の威圧感にも負けじと自分の意見を主張する / (C)NHK


■直美はかつて自分を騙した詐欺師・寛太と再会する

一方、直美(上坂)はりんに頼まれた買い物の帰り道、見知らぬ男から、自分が「夕凪」という女郎に似ていると声をかけられる。その男の後をつけていくと、そこには、かつて自分を騙した詐欺師・寛太(藤原季節)の姿があった。

直美から「夕凪」が自分の母親かもしれないと打ち明けられた寛太は、過去の借りがあるからと、その素性を調べることを引き受ける。「今さら会いたいもんかね、親なんて…」とあきれ顔の寛太に対し、直美は「そんなに似ているなら、顔くらい見ておこうと思って」と返す。

親兄弟が皆、他界したという寛太は、「自分だけだとどうも踏ん張りがきかねぇ。悪いことしても歯止めがきかねぇ。親兄弟がいたらきっと…」と自虐的にぼやくのだった。
直美(上坂樹里)の肩を叩く寛太(藤原季節)
直美(上坂樹里)の肩を叩く寛太(藤原季節) / (C)NHK


■千佳子が涙ながらに明かした、胸に秘めた本音

ある日、りんは千佳子をすごろくに誘う。渋々隣に座り、サイコロを転がす千佳子。りんのコマが止まったのは「夫定め」のマスだった。「夫定めは大切です…」と苦笑いを浮かべたりんは、自身が離縁を経験し、子どもがいることを告白する。

これに驚いた千佳子は、「私の幼い頃は、“上り”は奥様でしたよ」と昔を懐かしむ。祝言の席で恥ずかしさのあまり何も話せなかった自分に、「空がきれいですね」と優しく声をかけてくれた夫。そんな夫と結婚してよかったと振り返る。

そして、千佳子は「人って思ったより変わらないものよ。子どもができたら大人になると思ってた。その息子が一人立ちする頃には当たり前のように、おばさんに、おばあさんになると思っていたのよ。けど気持ちは変わらないのよ。大人のふりが、おばさんのふりがうまくなるだけで…」と静かに本音をこぼし始める。さらに、「悲しいの、胸がなくなるのが。胸のない私で夫の隣にいるのが。悲しくて恥ずかしくて…そんなことを思っていると、口にするのも恥ずかしくて。だったらいっそ、もう何もせず今のままの私で…。だけど…」と、堪えきれずに涙を流す。

千佳子の震える姿を前に、りんは「『死にたくない』『生きたい』と思うことは恥ずかしいことではありません」と真っ直ぐな視線で伝えた。そして、「どうしてこんな意地悪な病がこの世にあるのかしら」と泣きじゃくる千佳子の背中に、そっと手を添えて寄り添うのだった。
りん(見上愛)は涙を流す千佳子(仲間由紀恵)の背中に優しく手を当てる
りん(見上愛)は涙を流す千佳子(仲間由紀恵)の背中に優しく手を当てる / (C)NHK


■千佳子の涙の告白に、視聴者からも感動の声

千佳子のわずかな表情の変化から心の内を察し、行動を起こしたりん。放送後、SNSには「りんちゃん、威圧感たっぷりの医局で自分の意見を言えたのすごい!」「千佳子さんの気持ちを察することができたのはりんちゃんが初めてだよね」など、彼女の勇気と高い観察力を称賛する声が相次いだ。

また、ラストシーンで千佳子が本音を打ち明けて涙する場面には、「千佳子さんの本音は、大好きな夫の隣で変わらない自分でいたいという気持ちだったんだね…」「年齢を重ねても恥ずかしい気持ちは変わらないのに、そう思っていることを言えない…千佳子さんの気持ちが痛いほどわかって号泣でした」「私も病気になったとき、同じことを思いました」といった、感動と共感の声が多数寄せられている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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