神流川はここからが本番であった!
陽が傾くにつれ鮎の活性は上がっていった。掛かり鮎を放てば連チャンも。送り出し速掛かりなんてことも。狙うはアオノロのない流れのある筋。一度アオノロが針やラインに付いてしまうとリズムは崩れ、沈黙の時間が訪れてしまうので要注意。丁寧にアオノロを交わしていくことが重要だ。また、今日は泳がせに分があるようなので、鮎は掛かった瞬間、強烈な力で上流へと走り出す。そのためバレないようにラインが弛まないようにすることも意識したい。
午後になると、掛かる鮎すべてまっ黄色で、実に強そうな鮎ばかりだった。友人たちも竿を曲げ始めており、川全体で活性が上がった印象である。午前中の沈黙は何だったんだろうかと思わせてくれるような反応の多さだ。それにしても1尾、1尾素晴らしい引きを味合わせてくれる。型は18〜22cmと揃っていて、引きは大きさ以上に強い。 そして、特徴的なのが匂い。ヌルが強く香り、コンディション抜群の鮎ばかりであった。
1日を通して分かったことは「神流鮎!本番は夕マヅメにあり」ということ。 釣行の際は、午前中の苦行に心折れることなく、最後の最後まで粘って頂きたい!陽が傾く頃、神流鮎は微笑むことだろう!
いよいよ鮎釣りシーズンも折り返し!夏ど真ん中を楽しもう!
早いもので今シーズンもいよいよ折り返し地点。 異常な暑さに、ゲリラ豪雨、雷と自然の猛威は年々増している。 これから夏休みを迎え、鮎との時間を楽しむ方が多いと思うが、川の中でも、陸でも「安全第一で!」。もう一度伝えさせていただく…「安全第一で!」。誰しもが、この夏を何度も思い出したくなるような素敵な夏! いざ、盛期!短き鮎釣りシーズン後半戦も、皆様が美しい鮎との出会いが沢山ありますように!

