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「コーヒー」で五十肩の症状が悪化?関節液を守る“適正量”の水分【医師監修】

「コーヒー」で五十肩の症状が悪化?関節液を守る“適正量”の水分【医師監修】

肩関節を構成する組織の修復には、タンパク質やコラーゲンの十分な摂取が助けになります。また、関節を滑らかに動かすために必要な関節液は、その主成分が水であるため、日々の水分補給も大切な要素のひとつです。特定の食品に頼るのではなく、全体的な栄養バランスと生活習慣を整えることが、五十肩の回復を着実にサポートします。焦らず、できることから一歩ずつ取り組んでいきましょう。

中路 幸之助

監修医師:
中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター)

1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。

食事以外の生活習慣と栄養管理で意識したいポイント

五十肩の回復を後押しするためには、特定の食品だけでなく、全体的な栄養バランスと生活習慣の管理が重要です。食事を「治療の補助」として位置づけ、日々の習慣に落とし込むことが求められます。

コラーゲン・タンパク質と組織修復

関節包や腱板などの軟部組織はコラーゲンを主成分としており、損傷した組織の修復にはタンパク質の十分な摂取が欠かせません。肉類、魚類、卵、大豆製品などからバランスよくタンパク質を摂ることが、組織修復を支えます。特に、コラーゲンの前駆体となるアミノ酸(グリシン、プロリンなど)を含む食品を意識的に摂ることが助けになります。

骨付き肉や魚の皮・軟骨を使ったスープなどにはコラーゲンが豊富に含まれており、日常の食事に取り入れやすい形で摂取できます。ビタミンCと組み合わせることで、コラーゲンの合成効率が高まるとされているため、野菜や果物と一緒に摂ることがおすすめです。

水分摂取と関節の健康

関節を滑らかに動かすために必要な関節液は、その主成分が水です。水分が不足すると関節液の分泌が低下し、関節の動きが悪くなるとともに、組織への栄養供給も滞ります。五十肩の経過中は、意識的に水分を補給することが関節の健康維持に役立ちます。

1日に摂るべき水分量は活動量や体格によって異なりますが、一般的には1.5〜2リットル程度が目安とされています。水やお茶を中心にこまめに摂る習慣が基本であり、カフェインやアルコールを多く含む飲み物は利尿作用があるため水分補給としては適切ではありません。食事での水分(汁物や果物など)も合わせて摂ることで、無理なく水分量を確保することができます。

まとめ

五十肩(肩関節周囲炎)は適切な知識と対処によって、回復の道筋をより確かなものにできる疾患です。夜間痛への寝姿勢の工夫、悪化させる行動を避ける意識、そして炎症に配慮した食事管理——これらを組み合わせることが、生活の質の維持と回復促進につながります。症状が続く場合や夜間痛が強い場合は、整形外科などの医療機関を受診し、専門家の指導のもとで治療とリハビリに取り組むことをおすすめします。

参考文献

日本整形外科学会「五十肩(肩関節周囲炎)」

日本リハビリテーション医学会「運動器のリハビリテーション治療」

厚生労働省 e-ヘルスネット「身体活動・運動」

配信元: Medical DOC

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