天気の悪い日や夜間の洗濯など、部屋干しを避けられないことも多いでしょう。
しかし、「せっかく洗ったのに、なんだか臭う…」という経験をした人もいるはずです。
部屋干しのニオイは、干し方次第で大きく変わります。
本記事では、部屋干しでも嫌なニオイを防ぐ干し方と、早く乾かすための工夫を紹介します。
部屋干し臭は風の通り道をつくるのが基本
まず押さえておきたいのが、風通しの確保です。
衣類や生活雑貨を販売している、株式会社良品生活が展開する『無印良品』のウェブサイトでは、部屋干しを快適にするコツを以下のように紹介しています。
無印良品 ーより引用干す際はなるべく隙間を大きく開けて、洗濯物に風があたる干し方を心がけて。部屋干しであれば日中でも部屋に入ってくる日の光はわずかなので、風さえ確保すれば夜に干しても乾きます。
洗濯物同士の間隔をしっかり開けて風を通すことが、ニオイ対策の第一歩です。
特に、厚手のバスタオルやパーカーなどは乾きにくく、湿気がこもりがち。物干しハンガーを使って、M字型やV字型に配置すると、風の通り道ができて乾燥が早まります。
サーキュレーターや扇風機を併用すると、より効率的です。
湿度をコントロールして雑菌を防ぐ
※写真はイメージ
部屋干しの最大の敵は湿度です。湿度が60%を超えると雑菌が繁殖しやすく、ニオイの原因になります。
エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、湿度を50%前後に保つのが理想です。
また、洗濯物は窓際よりも部屋の中央付近に干しましょう。窓際は外気との温度差で結露しやすく、かえって湿度が上がるため洗濯物の干し場所には適していません。
もし、部屋が狭くて干す場所が限られている場合は、浴室乾燥機の利用もおすすめです。
浴室は湿気を外に逃がしやすく、空間も密閉されているため、効率的に乾かせます。
湿度を上手にコントロールすることで、ニオイだけでなくカビの発生も防げるでしょう。

