1万年生きる悪魔の王が、恋人の人間を抱きしめるが…2人の恋を描いた作品が「幸せな気持ちになります」【漫画】

1万年生きる悪魔の王が、恋人の人間を抱きしめるが…2人の恋を描いた作品が「幸せな気持ちになります」【漫画】

『グチャグチャにしたくなる』が話題
『グチャグチャにしたくなる』が話題 / (c)丸ノ内ごっこ(秋田書店)

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、Souffleで連載中の『おやすみヒルダ』(作者:丸ノ内ごっこさん)の同人版『ヒルダとハーマン』より『グチャグチャにしたくなる』をピックアップ。

作品公式Xが4月20日に本作を投稿したところ、2,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、丸ノ内ごっこさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

■愛しさゆえの反動
同人版『ヒルダとハーマン』より『グチャグチャにしたくなる』(2/7)
同人版『ヒルダとハーマン』より『グチャグチャにしたくなる』(2/7) / (c)丸ノ内ごっこ(秋田書店)


恋人同士の悪魔の王・ハーマンと人間の女性・ヒルダの様子を描いた本作。

ある時、ソファに座っていたハーマンの目の前に、「顔見る」と言って座ってきたヒルダ。ハーマンの顔を至近距離で見つめ、頬を寄せ、悪魔の冷たい体温を肌で感じるヒルダ。人間の体温が高すぎると言うハーマンに、人間も死ぬと冷たくなると答えるヒルダ。

さらにハーマンは、生きているのが不思議なほど痩せているヒルダが、強く抱きしめたら折れてしまうのではないかと思う。しかし、愛しさゆえに“宝物のように扱わなければいけない”のとは正反対の気持ちがわく。ヒルダをグチャグチャになるまで撫でまわし、苦しくなるくらいに抱きしめるハーマン。ヒルダにも同じようされたハーマンは、最後にはもう疲れたと降参するのだった。

作品を読んだ読者からは、「ピュアでほっこりする」「幸せな気持ちになります」「ふたりの関係性、、すきすぎる」など、反響の声が多く寄せられている。

■作者・丸ノ内ごっこさん「ヒルダとハーマンにしか紡げない物語を作ることに重きを置いて…」
同人版『ヒルダとハーマン』より『グチャグチャにしたくなる』(7/7)
同人版『ヒルダとハーマン』より『グチャグチャにしたくなる』(7/7) / (c)丸ノ内ごっこ(秋田書店)


――『グチャグチャにしたくなる』は、同人版『ヒルダとハーマン』の1エピソードとのことですが、このエピソードが生まれたきっかけや理由があればお教えください。

私自身、好きなものをグチャグチャに撫で回したくなるという欲求を持っています。恋人同士のキャラクターであるヒルダとハーマンの間にもそういう欲求があっても面白いかなぁと思って描きました。

――悪魔・魔王であるハーマンと人間の女・ヒルダのお話である『おやすみヒルダ』。本作の発想の源はどこだったのでしょうか?

本作は一万年生きる悪魔のハーマンが、自分を残して亡くなってしまった人間の恋人・ヒルダを思い出すというのが冒頭です。寿命の差はありながらも、共に過ごした時間が確かに存在した…ということを描いているつもりです。

私は6年前に友人を病気で亡くしており、時が経った今でも新鮮に寂しい気持ちがあります。しかしその気持ちに向き合っているうちに、「寂しい」という気持ちは一緒に過ごした思い出や時間がある証拠なのだと気付きました。

思い出を切り取るような、キャラクターの生きた証を残すような作品を描きたいと思ったのが、おやすみヒルダを始めたきっかけです。

――登場キャラクターたちは、どのように生み出されたのかお教えください。

見た目や肩書などの目に見えるものと、思想や精神などの見えないもの、これら二つが絶妙に噛み合わないギャップがあるキャラクターが好きです。そんなキャラクターが作れたらいいなぁと思った結果、最強の力を持つけれど心が繊細なハーマンと、細くてか弱そうだけれど芯のあるヒルダの二人が生まれました。

――現在も連載中の『おやすみヒルダ』ですが、以降の見どころや注目してほしいポイントなどをお教えください。

悪魔と人間の埋められない差を見ていただくことがこの物語を楽しむポイントかなぁと思っています。寿命、体の機能、社会的地位など…悪魔と人間の間にはいろいろ違いがあると思います。悪魔の世界で暮らす人間を通して、本作ならではの物語を描いていければと思っています。

――丸ノ内ごっこさんが漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください。

「そのキャラクターにしかできないことをやる」というのが私の漫画のモットーです。誰でもない、ヒルダとハーマンにしか紡げない物語を作ることに重きを置いています。人の人生は誰しも唯一無二なので、彼らにもそうであってほしいです。

――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつもおやすみヒルダを読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます!応援のメッセージやファンアートがとても励みになっており、制作の合間に見返しては元気をもらっています。今後も世界観を楽しんでいただけるような物語をたくさん用意していますので、ぜひ読んでやってください。引き続き、おやすみヒルダをどうぞよろしくお願いいたします!

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