四季折々の豊かな自然やラベンダー畑、スキー・スノーボードといった観光資源を有し、国内外から多くの観光客が訪れる「観光のまち」として知られる富良野市。全国的にも珍しい自治体運営のワイナリー「富良野市ぶどう果樹研究所(ふらのワイナリー)」を有し、「ワインのまち」としても高い評価を得ている。
2024度には年間185万人を超える観光客が訪れたが、その大半は夏季と冬季に集中しており、秋の集客と観光インフラの平準化が課題となっていた。今回のツーリズム施策は、そうした背景を踏まえた地域戦略の一環である。
本プランでは、市民が「ワインコンシェルジュ」としてガイドを務める仕組みも導入。ガイド育成研修会などを通して市民の参画を促進し、地域活性化を目的とした持続可能な観光の新たなモデルとして注目されている。

■ワイン好き必見!富良野で楽しむ、タクシー付き秋のワイナリーツアー
富良野の風土が育んだブドウから生まれる、豊かな個性を持つワイン。その味わいをより深く体験できる特別プランとして、タクシーで富良野市内のワイナリーを巡るツアーが登場した。
運転の心配がないため安心して試飲を楽しめるほか、乗り合い形式ならではの新しい出会いや語らいも旅の魅力のひとつ。秋色に染まる富良野の美しい風景と、土地のテロワール(その土地ならではの風味や個性)を感じるワインの余韻が、訪れる人の心に深く残る。

■ツアー内容
■コンパクトプラン
ふらのワイナリーとドメーヌレゾンの2カ所を短時間で巡る手軽なプラン。ガイドは同行しないが、ふらのワイナリーでは通常非公開の樽熟成倉庫の見学が含まれる。
・料金:1人/1万円
・開催日:
2025年10月4日・5日、11日(土)〜13日(祝)、18日(土)・19日(日)、25日(土)・26日(日)
11月1日(土)〜3日(祝)、8日(土)・9日(日)、15日(土)・16日(日)、22日(土)〜24日(振休)、29日(土)・30日(日)
■ランチ付き・ゆったりプラン
ワインコンシェルジュ1人がガイドとして同行する。富良野地域ワインコンシェルジュ3つのワイナリーをワインコンシェルジュの案内で巡ったあと、地元食材を活かしたフレンチのコース料理を楽しめる充実のプラン。
・料金:1人/2万5000円
・開催日:
2025年10月4日・5日、11日(土)・12日(日)、18日(土)・19日(日)、25日(土)・26日(日)
11月1日(土)・2日(日)、8日(土)・9日(日)、15日(土)・16日(日)、22日(土)・23日(祝)、29日(土)・30日(日)
■ワインコンシェルジュの紹介
■古東英彦さん
富良野市出身。富良野市役所に勤務し、ぶどう果樹研究所所長や総務部長を歴任。現在はワインの魅力を伝える活動を行う。趣味は散歩とゴルフ。
■野村守一郎さん
鹿児島県出身。富良野塾6期生として移住し、ふらの観光協会で誘客・ロケ対応などを担当。地域ワインの垂直テイスティングを楽しむ。
■高橋克幸さん
岩見沢市出身。北海道大学大学院農学研究科修了後、富良野市ぶどう果樹研究所に勤務。2024年にF PLANNING LAB合同会社を設立し、ワインの総合コンサルタントとして活躍中。
参加特典
・「ふらのワインマールティー」と「ふらのぶどう果汁ゼリー」のプレゼント
・ふらのワインにて通常試飲のほか、「樽出しワイン」の無料試飲
・ドメーヌレゾンにて通常試飲のほか、希少な「貴腐ワイン」の無料試飲
【ランチ付き・ゆったりプラン限定特典】
・多田農園でのワイン無料試飲
・ツアー中購入したワインのランチ会場持ち込み無料
申込方法
参加希望者は、実施日の7日前までに要予約。詳細と申し込みは以下の旅行予約サイトから。
・アクティビティジャパン
・北海道体験
・じゃらん
・ベルトラ

■北海道の“へそ”富良野市とは?観光・農業・環境が調和するまち
北海道の中央に位置する「へそのまち」富良野市は、冬は氷点下30度以下、夏は30度超となる寒暖差が特徴。農業を基幹産業とし、観光と環境の両立を目指すまちとしても知られる。ごみ分別とリサイクルを徹底し、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みも進めている。
タクシー移動なので安心して参加でき、富良野のワイン文化を気軽に体験できる本イベント。秋色に染まった富良野で、美しい景色とおいしいワインに囲まれた贅沢なひとときを味わってみてはいかがだろうか。
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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

