
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ナコさんの作品『ガラノノガラ』をピックアップ。今作はカドコミで連載中の漫画だ。
ナコさんが4月23日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、6900件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。
本記事では、ナコさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■読むとほっこり&思わずモノづくりがしたくなる作品

針山豊成は、裁縫が趣味の大柄な男。
クリエーターが登録した総柄を好きな長さで買えるファブリック通販サイト「ガラがらWEB」で推しの総柄作家の総柄を購入し、自分の服や巾着などさまざまな物を作って楽しんでいる。
ある日、針山はひとりでカフェに入ると店員のミスで水をかぶることになる。
平謝りしてくる店員は、針山の着ている服を見て驚いた。
果たして、店員の正体は……!?
実際に作品を読んだ読者からは、「めっちゃステキ」「自分も色んなこと楽しみながら頑張ろうと思えました」「可愛いお話」「素晴らしき漫画」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・ナコさん「たくさんの人に読んでいただけて本当に驚いたと同時にすごく嬉しかったです」
――「ガラノノガラ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
創作で漫画を描いていると、いかに自分がものを知らないかという問題に直面することがよくあるのですが、そんな中で少しはわかるものをテーマにしようと考えた時に、総柄はどうかなと思いました。
私は若い頃に勤めていたデザイン会社で主に子供服用の総柄やプリントやワッペンの絵柄を作る仕事をしていて、会社を辞めてフリーイラストレーターになってからは仕事で柄を作る機会は少なくなりましたが、グループ展などの機会にたまに自主制作をしていて、作った柄を布にプリントしてファブリックパネルや巾着などを作ったりしていたので。
――「ガラノノガラ」のキャラクターはどのようにして生まれたのでしょうか?
総柄の話にしようと考えた時に、ガラノさんのキャラクターは自然と出来上がりました。
次に、「自信を喪失してもう創作は辞めようと思っていた矢先に自分の作品を身につけている人を見かけてたまらず声をかける」、というシーンが浮かんだので、そのシーンに向けて「ガラノさんが作った柄を身につけている人」を考えました。
そこで、好きで柄を作っていて考え方がプロ志向なガラノさんとは違うキャラクター背景にしたくて、作るしかないというきっかけで始めて、趣味として自分のためだけに裁縫をしている針山くんが出来上がりました。
――今作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
「ガラノさんが作った」設定になっている柄はそれ用にデザインしているので、柄にも注目していただけると嬉しいです。
「動物園柄」や「いちご狩り」柄のほかに、はっきりと言及はされてませんが針山くんの家にあるクッションやパジャマズボンに「おうち柄」が使われていたりと、他にも出てきます。
ガラノさんは活動年数的にけっこう作品量があって、中には三角などのシンプルな系統の柄もあるという裏設定もあって、針山くんが柄の服を着ていたら基本的に全てガラノの柄と思ってください。
――今作はSNS上で多くの読者から反響がありましたが、率直なご感想をお教えください。
実は、私がSNSに創作漫画をアップしてもあまり反響がないことが多くて…、なので今回も多分そんなに反響はないだろうなと思いながらアップしました。
なので、たくさんの人に読んでいただけて本当に驚いたと同時にすごく嬉しかったです。
ハンドメイドやテキスタイルデザインをはじめさまざまなモノづくりや創作をしている方からの共感の声や、逆に「そういう世界があるんだ」と新しく知ってくださったかたなどに届いているのが見て取れてニコニコしちゃいました。
あとは「針山がかわいい」「ギャップ萌え」との感想も得られて「やっぱりそうだよね!?」と思いました。私と担当さんの間では彼は半ばヒロインの扱いを受けているのですが、それまで周りにあまり理解を得られなかったので、針山くんがかわいいことを証明できて嬉しいです。(笑)
――ナコさんの今後の展望や目標をお教えください。
今のところ現在に精一杯な感じなので、今後の展望や目標と聞かれるとパッとは思いつきませんが、「ガラノノガラ」がメディア化しないかなあ…とは、ぼんやりと妄想しています。
ドラマ化とかしないかなあ〜。(妄想)
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
「ガラノノガラ」を楽しみにしてくださりありがとうございます!
楽しんでいただけるように頑張って制作していますので、2人の行く末を是非最後まで見守っていただけると嬉しいです。

