
佐藤大樹と本郷奏多が主演を務めるドラマ「時光代理人」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系/FODほかにて配信)の第6話が5月16日に放送された。吉本刑事(風間俊介)が記憶喪失を装った女性・美緒(光宗薫)の心に寄り添う様子が描かれて感動を呼んだ。Xでも、「吉本刑事が見せる素の顔が切ない」「大好きな吉本刑事回」「吉本刑事…かっこよかった」「吉本刑事500%いい人」「結果的に吉本さんが笑顔戻しててアツい」などのコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
■世界でヒットする、写真をめぐる“タイムスリップ”アニメを実写化
本作は、中国の大手プラットフォーム・bilibiliで世界総再生数8.5億回という記録を打ち立てたヒットアニメをドラマ化した写真をめぐる“タイムスリップ”ストーリー。日本、韓国、台湾などのアジア圏のみならず英語圏でも人気を集め、現在までに吹き替え・字幕合わせて、20以上の言語に翻訳されている。また日本では2月より、アニメ「時光代理人 -LINK CLICK- 英都篇」(フジテレビ)がスタート。本作の世界観を実写とアニメ両方で楽しめる。
佐藤が演じるのは、写真の撮影者に憑依しタイムスリップする能力を持つトキ。本郷が演じるのは、撮影された写真の世界を見通してトキをナビゲートするヒカルだ。時にぶつかり合いながらも、深い信頼を寄せ合う正反対のバディとなっている。
また、地元の刑事・吉本耕作役で風間俊介、写真館大家の娘・リン役で林芽亜里、トキが10歳の時に突然失踪した母・霞役で中越典子が共演している。
■トキとヒカルは依頼を受けてタイムスリップする
レトロな写真館を営むトキとヒカルは、写真を通じて過去にタイムスリップする不思議な能力を持つ。2人は写真館を営むかたわら、能力を使って後悔や喪失感を抱えた依頼者たちを救う存在となっている。
今回はなんと、2人をいつも見守っている刑事の吉本耕作(風間俊介)からの依頼だった。「山で滑落し記憶喪失となった女性・美緒(光宗薫)の過去を探ってほしい」とのこと。いつになく真面目で「彼女の笑顔を取り戻したい」という吉本の思いに触れ、依頼を受ける2人。
滑落では、美緒は生き残り、恋人だった男性のみ死亡していた。トキとヒカルが過去を探ろうとすると、なぜか美緒は自らの過去を知ることを拒絶する。
■トキとヒカルが調査結果を報告すると美緒は「やめて」と声を荒げる
トキとヒカルの調査結果の末、美緒の恋人は束縛するDV男だったことが判明。吉本はトキとヒカル、リンとともに美緒に会いに行き、美緒の本名は“長谷川瑞穂”だと言って調査結果を報告する。
美緒は過去を告げられると「やめて、なんでそんなことまで…!」と声を荒げ、ヒカルは美緒が本当は記憶を取り戻しているか、あるいははじめから記憶喪失を装っていたのではないかと言う。美緒はヒカルの意見を否定せず、恋人の束縛から逃れて今までの自分から変わりたいと思っていたことを話す。
美緒は吉本に「今まで嘘をついていてすみませんでした」と頭を下げ、この3年間は幸せだったと言う。
リンが「ね?こういうのって罪になるの?」と聞き、トキが「少なくとも報告しなきゃいけないとか?」と話す。すると、吉本は「報告…どこにだ?」と苦笑し、「俺はただ、彼女を記憶喪失の苦しみから解放したかっただけだ。でも、俺のとんだ見込み違いだったようだ。山田美緒さんについては過去もいっさい何もわからなかった。とんだヘボ刑事だよなぁ、俺はさ」と自嘲的に笑う。
そして、美緒に向き直ると「かえってあなたを苦しませてしまいました。頭を下げるのは俺のほうです。申し訳なかった。もう2度とお会いしません、山田美緒さん」と言って立ち去ろうとする。
しかし、吉本は立ち止まって「あ、これはこいつらの受け売りなんですけどね、過去を知った上で、人は未来を上書きできるんですよ。人間いくらでもやり直すことができます。今度はいい出会いがあるように願っています。じゃ」と再び歩き始める。
美緒は吉本を呼び止め、「良かったらまた会いに来てください。私、友だちと呼べる人が居なくって…。これからも吉本さんとおしゃべりできたら嬉しいです」と語りかける。
吉本は美緒のほうに振り返り、「喜んで伺います」と言うと、美緒は「はい」と安心したように頷いて笑顔を見せるのだった。
吉本が美緒の心に寄り添う様子が感動を呼んだ。Xでも、「吉本刑事が見せる素の顔が切ない」「大好きな吉本刑事回」「吉本刑事…かっこよかった」「吉本刑事500%いい人」「結果的に吉本さんが笑顔戻しててアツい」といったコメントが寄せられた。
◆文=牧島史佳

