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「ワキガのニオイ」が気になる時の対策とは?【医師監修】

「ワキガのニオイ」が気になる時の対策とは?【医師監修】

人と近づく場面や、暑い季節になると特に気になるわきのニオイ。デオドラントを使ってもなかなか改善されない場合、それはワキガ(腋臭症)が原因かもしれません。
ワキガは、体質的に出やすい汗の成分が、皮膚の常在菌によって分解されることで独特なニオイを生んでしまう状態です。自覚しにくいこともありますが、気になるときは適切な対策を知っておくことが大切です。
この記事では、セルフケアでもニオイが気になるときの対策をわかりやすく解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「ワキガ」の人が避けた方がよい「食べ物や飲み物」はご存知ですか?その他の対策も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

江崎 聖美

監修医師:
江崎 聖美(医師)

山梨大学卒業。昭和大学藤が丘病院形成外科、群馬県立小児医療センター形成外科、聖マリア病院形成外科、山梨県立中央病院形成外科などで経歴を積む。現在は昭和大学病院形成外科に勤務。日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会実施医師。

セルフケアでもニオイが気になるときの対策

セルフケアでもニオイが気になるときの対策

ワキガで病院を受診することはできますか?

はい。ワキガに関する悩みは、皮膚科や形成外科で相談できます。なかにはワキガ専門外来を設けている医療機関もあります。病院での診断は、主に患者さんの自覚症状と医師による客観的な評価を組み合わせて行われます。

病院でワキガのニオイを抑える治療法を教えてください

病院で行われるワキガのニオイを抑える治療法としては、消毒薬含有製剤の外用や塩化アルミニウム溶液の外用があります。どちらも汗や皮膚の細菌の量を減らすことを目的とした保存的治療であり、継続的に使用することで効果を維持します。これらの治療は手軽に始められ、副作用も少ないため、軽度から中等度の症状に適しています。しかし、効果が不十分な場合や症状が重い場合には、外科手術など、より積極的な治療法が検討されることもあります。

ワキガを根本的に治す方法はありますか?

ワキガを根本的に治すには外科手術が有効です。代表的な皮下剪除法(皮弁法)は、腋の下を切開してアポクリン汗腺を直接取り除く方法で、効果が高く健康保険が適用されます。

ただし、術後には傷跡や感染、血腫などのリスクがあり、治療に関して事前に十分に理解し、適切な術後管理と経過観察を行うことが重要です。また、有毛部皮膚切除術は腋毛の皮膚ごと切除する方法で効果は高いものの、傷跡が大きく残るため、適応は限定されます。

さらに、超音波吸引法やシェーバー法などの低侵襲手術は、手術後の生活制限の面では有利ですが、保険は適用されず自費診療となります。どの方法も合併症のリスクがあるため、医師と十分に相談し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ワキガは、主に体質や遺伝によって起こるため、根本的に治すのは簡単ではありません。しかし、適切なケアを続けることで、ニオイを目立たなくしたり、日常生活での不快感を軽減したりすることは十分に可能です。まずは、毎日の清潔習慣や汗を抑える制汗剤の活用、衣類の選び方、食生活の見直しなど、生活習慣の改善からはじめてみましょう。
軽度のワキガであれば、こうしたセルフケアだけでもニオイを抑えられることがあります。

それでも気になる場合は、皮膚科や形成外科に相談してみるのもひとつの方法です。外用薬や注射、手術といった専門的な治療を、症状や希望に応じて選ぶことができます。無理せず自分に合った方法で、ケアを行うことが、快適な毎日につながっていきます。

参考文献

ワキガ(腋臭症)の治療〜ニオイの診断と手術

日本形成外科学会 腋臭症診療ガイドライン

配信元: Medical DOC

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