入院することになったとき、必要なものがわからない場合もあると思います。ここでは絶対必要というものではなく、「あると便利なもの」を看護師の小笠原さんに教えてもらいます。

監修看護師:
小笠原 あゆ美(看護師)
弘前大学医学部保健学科看護学専攻卒業。大学卒業後は都内病院にて3年間勤務し、整形外科・眼科の手術介助や、外来患者の看護に従事する。夫の転勤で海外に在住する現在は、ライターとして医療記事などを多数執筆中。
編集部
そのほかにあると便利なものはありますか?
小笠原さん
病院は基本的には共同生活です。娯楽が少なかったり、共同生活にストレスを感じたりすることもあるので、生活がより快適になるものを持って行くのがおすすめです。例えば、暇つぶし用の本や漫画を持って行く方は多いようです。ゲーム機やPCもご利用いただけます。共同部屋の場合、人のいびきやベッドライトが気になることもありますので、耳栓やアイマスクがあると便利です。部屋の空調が合わない時のために、羽織るものやブランケットの準備もおすすめします。
編集部
食べ物は持ち込んでもいいのでしょうか?
小笠原さん
食べ物に関しては、病院や疾患にもよります。病院によっては、食中毒発生防止のために、院外からの食べ物の持ち込みを禁止していることがあります。また、食事療法が必要な場合は、持ち込みも院内の売店の利用も禁止になります。病院のルールや治療方針にもよりますので、予め病院側に確認しておくのが確実です。
編集部
お金は持って行っても大丈夫ですか?
小笠原さん
大丈夫ですが、必要以上には持ち込まないことをおすすめします。病室にはベッドサイドに貴重品入れがありますが、サイズはあまり大きくありません。場合によっては財布も入らないこともありますので、基本的にはお札や小銭だけ保管することを想定してください。また、万が一盗難などが発生しても、病院では責任を負ってくれません。院内でお金が使える場所は限られていますので、基本的には数千円以内など、必要最低限のみ持ち込むようにしましょう。
※この記事はMedical DOCにて【急遽入院することに! 最低限必要なもの、あると便利なものを教えて!】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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