ペキ子さんは、夫の優一さんと2人暮らし。優一さんは公務員として働く次男で、イケメンかつやさしい性格の持ち主。ペキ子さんにとってはまさに完璧な夫です。
そんなペキ子さんは、幼いころから「完璧な母親」になることを夢見てきました。待望の妊娠がわかると、自作の育児本を渡し、20時就寝や毎朝のスムージー、クラシック音楽を流し続ける生活を始めます。つわりに苦しみながらも体調不良を頑なに否定し、つわり対策のために退職。つわりが落ち着いてからも、変わらず徹底した生活を送ります。
家庭の平和のため、一定の距離感で見守っていた優一さんでしたが、ペキ子さんの状況を聞かされた会社の先輩たちは、ペキ子さんを「異常だ」と話しました。ついには離婚まですすめられ、思わず引いてしまう優一さん。ペキ子さんをかばうものの、先輩はなおも否定を続けました。
夫の考え…











あまりに踏み込みすぎる先輩の発言に、その場にいた同期も思わず制止します。
さらには自分の幼少期の話まで持ち出しながら、「ペキ子さんは子どもを傷つける」と言い続ける先輩。
優一さんははっきりと「子どもに何かあれば、そのときは迷わず離婚する」と告げるのでした。
妊娠中や子育て中の夫婦に対して、周囲が心配から助言をする場面はあるかもしれません。けれど、相手の事情を十分に知らないまま「異常」「離婚すべき」と決めつけてしまうと、かえって夫婦を追い詰めてしまうこともあります。
一方で、夫が「子どもに何かあれば迷わず離婚する」と即答したのは、子どもの安全を最優先に考えたからこそ。夫婦の事情はそれぞれでも、子どもを守るという視点だけは忘れてはいけません。
周囲が助言をするときも、まずは相手の状況を冷静に見極め、必要な支え方を考えたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ

