学童保育で働くミクさんは、周囲には愛想良く振る舞っていますが、心の中では子どもたちの容姿に毒づく二面性を持っています。一方、小学1年生の娘・ハナちゃんを学童に通わせている母親は、楽しそうに過ごす娘の姿を見て、今の環境に満足していました。
しかし実はミクさんはハナちゃんの父親と、家族よりも「ミクが世界一かわいいよ」と言われるようなメッセージのやり取りをしていたのです。かわいさを自覚しているミクさんは「美人は何をしても許される」という精神の持ち主。そんなミクさんと密会するハナちゃんの父親は、就職の決まった大学生のかわいい浮気相手にデレデレした態度を見せます。「会社員なんてしたくないから早く結婚したい」と考えるミクさんは、離婚をも迫っていました。そして、自らを「性格ブス」と言いながらも「顔がブスよりいいでしょ」と不敵な自信を垣間見せるのでした。
妻と娘の待つ自宅へと帰ってきた夫が思うのは……。
娘の通う学童の先生と密会する夫の言い分

















ハナちゃんをお風呂に入れた後、自分のことを後回しにして娘のケアをする妻を見て「ノーメイクにヨレヨレの部屋着。女としての努力がない」と、いつもきれいなミクさんと比較する夫。そんな妻に苛立ち「女として終わってるじゃん」と吐き捨てました。
その言葉に妻は「冗談だ、気にするな」と自分に言い聞かせますが、子どものころの容姿いじりを思い出して落ち込みます。しかし夫は「女捨ててるなら浮気されても仕方なくね?」と自分勝手な思いを巡らせるのでした。
子育てに追われる中で、自分の身なりを後回しにせざるを得ない場面は少なくありません。それを「努力していない」と決めつけ、他人と比べて傷つける言葉を投げるのは、あまりにも身勝手ではないでしょうか。
夫婦である以上、相手を責める前に、まずは日々の負担を想像し、支え合う姿勢を持ちたいものです。見た目の変化を理由に浮気を正当化するような考え方は、決して許されるものではありませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター ぽん子

