
チュ・ジフンとハ・ジウォンが共演する韓国ドラマ「CLIMAX/クライマックス」の第9話が、5月9日にLeminoで配信された。勝利を目前にして、一気に奈落の底へと突き落とされたテソプ(ジフン)とサンア(ジウォン)。2人が激しく感情をぶつけ合うシーンに、視聴者の注目が集まった。(以下、ネタバレを含みます)
■動画流出でテソプ&サンアは一転して窮地に…
「CLIMAX/クライマックス」は、権力を渇望し政界に転身を図る元検事パン・テソプと、その妻でどん底からの再起を目指す元トップ女優チュ・サンア、そして彼らを取り巻く人々の欲望に満ちた権力闘争を描くポリティカル・ラブサスペンス。
数々のピンチを乗り越え、総選挙での勝利を目前にしていたテソプとサンア。だが、今まさに権力をつかもうとしたその瞬間、サンアのスキャンダラスな動画が流出してしまう。
仕掛けたのはWRグループの“女帝”イ・ヤンミ(チャ・ジュヨン)と、彼女の一派に脅迫されて盗撮したファン・ジョンウォン(ナナ)だった。動画のせいで選挙に大敗し、党からも支援者からも見放されたテソプ。そして、またしても女優生命の危機に立たされたサンア。何より、このスキャンダルが信頼していたジョンウォンの裏切りによるものだったということが、2人をさらに苦しめた。
■「俺のせいだというのか?」テソプの悲痛な叫び
そんな第9話では、それぞれ社会的立場を完全に失ったテソプとサンアが激しくののしり合う中で感情を爆発させる対話シーンが強烈だ。
サンアのスキャンダルのせいで全てを失ったと考えるテソプに対し、サンアは自分も被害者だという思いが強い。「薬を盛られて記憶がない」というサンアを、テソプが「謝罪は、なしか」と冷たく遮り、サンアが「あなたの虚栄心のせいで私たちは転落した」と叫んだあたりから、対話は丁々発止のやりとりへと発展していった。
テソプは次第に、サンアへの切ない思いをぶちまけ、感情を爆発させていく。「いつまでも心が通わないし、振り向いてもくれない。そんな君との生活にずっと耐えてきたんだ。どれだけ孤独だったか考えたことがあるか? 俺のせいだというのか?」
プライドをかなぐり捨てたテソプの切ない告白だった。怒りと悲しみ、諦めと、それでも捨てきれない愛情が入り混じったジフンの演技に引き込まれる。

■サンアの痛々しい告白「あなたが本気で好きだった」
一方、サンアの怒りの矛先はヤンミに向いていく。ジョンウォンの裏切りが彼女の本心ではないと思いたいサンアは、ヤンミの悪事の証拠を手に入れるべく、ジョンウォンのもとへ向かった。
だが、ジョンウォンが口にしたのは言い訳ではなく、「私は汚い人間です」という冷たい言葉だった。その言葉を聞いてもなお、目に涙をためて「でも私は、あなたが本気で好きだった」と素直に語るサンアがなんとも切なく、痛々しい。
そしてその直後、突如現れた暴漢に対してジョンウォンが身をていしてサンアを守り、命を落とすという悲劇が…。サンアへの偽りない思いを行動で示したジョンウォンに、サンアは子どものように泣きじゃくってすがるばかり。
もともとスパイとしてジョンウォンを動かしていたテソプは、霊安室で静かに遺体と対面。彼女が無縁仏にならないよう保護者として名乗り出て、彼女の遺品を燃やし、その死を悼んだ。2人の対照的な弔い方にも、それぞれのジョンウォンへの思いがにじむ。
■視聴者も悲痛「ずっと地獄」
テソプとサンアにこれでもかと悲劇が降りかかる展開に、視聴者からも「痛々しくて苦しい」「サンアもジョンウォンもテソプもずっと地獄」といった悲痛の叫びが寄せられた第9話。
他にも「サンアとジョンウォンの関係は、ジョンウォンの死によって美しく昇華した」「神回だと思う」といった声も上がり、続く最終回への期待が高まった。最終回(第10話)では、ジョンウォンが持っていた秘密のデータを使い、テソプが最後の反撃に出る。
「CLIMAX/クライマックス」(全10話)は、Leminoにて全話配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

