以久奈さんは夫と子どもの3人暮らし。ある日、家計用口座の残高が異常に減っていることに気付きます。その犯人は夫。嘘をついて家計を使い込み、夜のお店に通い詰めていたのです。
我慢の限界を迎えた以久奈さんは、夫からの連絡を受けないようにブロックして、娘を連れて実家に帰ることにしました。しかし夫は自分のおこないを反省するどころか「許さない!」と怒りを爆発させます。
妻子が実家にいるとにらんだ夫は、猛スピードで車を走らせますが、以久奈さんは間一髪で実家から避難。以久奈さんの両親が、怒り狂う夫と対峙することになりました。
夫はまず以久奈さんの両親を味方につけようと、「妻が不倫している」という作り話を吹き込み、AIで偽造した証拠写真まで提示。「妻に逃げられた悲劇の夫」を演じ続け、両親を取り込むことで以久奈さんをおびき出そうと画策します。
そんな折、あろうことか以久奈さん本人から電話が入ります。嘘がバレることを恐れた夫は「これは罠だ!」と強引なハッタリで制止しようとしますが、不自然に取り乱す姿に違和感を抱いた母親が、自ら電話を手に取りました。
ところが、母親は以久奈さんの言葉を信じていなかったのか、まさかの疑いをかけてしまいます。身内からの思わぬ言葉にショックを受けつつも、以久奈さんは「夫の意見を信じるなら娘を辞める」と絶縁を宣言したのです。
ついにボロが出始めた!













以久奈さんの覚悟を受け、「娘を信じる」と宣言するお父さん。
必死に妻の不倫を主張する夫でしたが、お父さんは彼が滝のように汗をかいていることを見逃しません。「ボロが出始めたか?」と追いつめられた夫は動揺を隠せず、家のせいにしようとしますが、お父さんの鋭い洞察が光ります。
追い詰められた夫の脳裏には、“暴れる”という最悪の選択肢が浮かび上がるのでした。
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トラブルが起きたとき、一方の言い分だけを聞いていると、全貌が見えず、状況を見誤ってしまうこともあるでしょう。感情的な訴えや一方的な主張をそのまま受け止めるのではなく、状況を冷静に見極める姿勢が大切なのではないでしょうか。
また、暴れると決めた夫ですが、暴力では何も解決はできません。違和感があれば立ち止まり、冷静に対応することを忘れずにいたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター じむ

