「心臓病」を予防するには何を摂りすぎないことが大切?予防法を医師が解説!

「心臓病」を予防するには何を摂りすぎないことが大切?予防法を医師が解説!

心臓病とひと口にいっても、さまざまな疾患があります。心臓自体に問題がある場合や心臓への血流が悪くなるなどの疾患を総称して心臓病と呼びます。

今回は心臓病の予防についても詳しく紹介しています。心臓に不安を感じている人は病気の予防のためにもぜひ役立ててください。

※この記事はメディカルドックにて『「心臓病」を疑う初期症状・原因・余命はご存知ですか?医師が監修!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

郷 正憲

監修医師:
郷 正憲(徳島赤十字病院)

徳島赤十字病院勤務。著書は「看護師と研修医のための全身管理の本」。日本麻酔科学会専門医、日本救急医学会ICLSコースディレクター、JB-POT。

心臓病の予防と注意点

注意する男性医師気を付けて

心臓病と診断された場合、余命はどのくらいでしょうか?

心臓病と診断されたから余命が短いと考える必要はありません。きちんと治療を行うことで心臓病は改善されることが多いのです。治療方法もたくさんあります。悲観的にならずに明るく前向きに考えましょう。
また心臓に負担をかけないために、生活習慣の見直しや日々ストレスのない生活を送ることも大切です。また回復してからもリハビリテーションが必要な場合や、引き続き経過観察が必要な場合もあります。医師と相談しながら今後の見通しなどを計画してください。

心臓病を予防する方法はありますか?

心臓病の予防で必要なことは、心臓に負担をかけない生活をすることです。心筋梗塞などの原因となる血管の動脈硬化を進ませないことが重要です。そのために必要なことや、その他予防のために必要なことを挙げてみましょう。

高血圧に気を付ける

高脂血症に気を付ける

高血糖に気を付ける

LDLコレステロールに気を付ける

過度な飲酒はしない

禁煙を心掛ける

適度な運動を心掛ける

高血圧・高脂血症・高血糖・LDLコレステロールは動脈硬化の原因となるので充分に気を付けることが大切です。その他飲酒・喫煙もまた動脈硬化を進める原因となりかねません。
適度な運動やストレスを溜めない生活など、生活習慣を見直すことも心臓病の予防につながるのです。

食事で注意することを教えてください。

食事で気を付けることは、何といってもバランスのよい食事を心掛けることです。
そして動物性の油をとりすぎない・食塩をとりすぎないことが必要です。反対に魚・野菜・大豆を使った食品には虚血性心疾患などを予防する力があるのでできるだけ摂取するようにしてください。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

心臓は身体にとって大切な臓器であることはいうまでもありません。その心臓に疾患が見つかったとしたら不安になることでしょう。医師とのコミュニケーションを取りながら、しっかりと治療することで心臓病を克服することは充分可能です。
悲観的にならずにゆったりとした気持ちで治療を受けるようにしてください。そして回復後にも医師の指示に従って、生活習慣を見直し規則正しい生活を送ることで再発を予防しましょう。

編集部まとめ

人差し指を立てる白衣の女性
心臓病はさまざまな種類があり、その症状も原因もそれぞれ異なります。

中でも代表的な疾患の心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患は、発症から治療を行うまでの時間が生死を分けるほど早期の治療が大切です。

心臓病の疾患をしっかりと理解した上で、心臓に違和感を覚えるなどおかしいと思ったらできるだけ早く受診して検査を受けることをおすすめします。

また、日頃から動脈硬化が進むことのないように生活習慣を見直し、心臓に負担のかからない日常生活を送るようにしてください。

参考文献

循環器病(厚生労働省)

配信元: Medical DOC

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