
「わたしは死んだ」という女子高生の衝撃的なセリフから始まる本作。薄くなった体で教室を漂うも、自分の机の上には花瓶と菊の花。誰から見えることもなく、話しかけられることもなく、暇になった彼女は習慣でトイレへと向かう。そこで出会ったのが、学校の怪談話で有名な「トイレの花子さん」だった。



【漫画】本編を読む
■強気でかっこいい!三ノ輪さんが描く「花子さん」の裏側
「ほんとにいたんだ!きゃあー」と騒ぐ彼女に、花子さんは塩対応。しかし「久しぶりに誰かと話せた」と喜ぶ姿を見て、花子さんはあることに気がつく。「?――おまえ…」と言いよどむ花子さんは一体、何に気がついたのか。
本作は、「貧女ハウスへようこそ」(小学館)や「実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル」(竹書房)などの代表作を持つ三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんによる短編ホラー。本作の花子さんは、トイレにしゃがんでにらみを利かせるなど、強気で口が悪いのが特徴だ。三ノ輪さんに制作の裏側を聞くと、「もともと口が悪い女の子が好きなせいか、わりとすっと出てきた設定でした。たぶん自分がもし子どもで話し相手が欲しかったら、こんな子がいいなと思ったのかもしれません」と語る。また、他作品「花子、困る」に登場する“怪異派遣事務所”に所属している花子さんと同一人物であることについても「はい、そうなんです。怪異派遣事務所にスカウトしました!」と明かしてくれた。
■「花子さんの言うとおり」で視界が開ける!読者からの絶賛の声
死んでしまった女子高生は、花子さんに何を言われて「花子さんの言うとおり」だと思ったのか。花子さんのセリフを聞いて、“ぱぁん”と目の前の視界が開ける1コマがあり、その後、女の子は全力で走り出す。
少し口が悪く、面倒くさそうに突き放すくせに、実は面倒見がいい花子さんに、読者からは「姐御とお呼びさせてください!」「カッコイイ」などのコメントが相次いだ。
三ノ輪さんは、「本当にあった笑える話」(ぶんか社)にて都市伝説系漫画「ただのうわさです」(原案:飯倉義之)を連載し、2023年12月末からは電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)にて同作の移籍連載をスタートさせた。「そちらの漫画でも、有名な都市伝説がいくつも出てきます。都市伝説ファンも特に詳しくない人も、両者に新鮮な気持ちで読んでもらえる話を描いています」と語る通り、今後の作品にも期待が高まる。
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