
堤真一が主演を務める日曜劇場「GIFT」(TBS系)が、低視聴率に苦しんでいる。同作は、初回の平均世帯視聴率が9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、日曜劇場の作品として4年ぶりにひとケタスタートとなった。さらに、5月3日放送の第4話で6.8%まで下落し、翌週の第5話も6.9%と大惨敗を喫している。5月17日放送の第6話では7.3%と上向きになったが、以前、予断を許さない状況だ。
最近では、すべての放送局でドラマの視聴率が低下しているが、それでも日曜劇場だけは別格で高視聴率をキープしていた。そんな中で、「GIFT」はなぜ振るわないのか?
「パラスポーツの車いすラグビーを取り上げているんですが、ルールが複雑。視聴者が置きざりになっています。もう少し、ドラマの中でルールや試合で見るべきポイントを紹介してもいいのでは…。また、堤扮する主人公の天才宇宙物理学者・伍鉄文人が、ベタなわかりやすい変人キャラで新鮮味がない。全体的に話が散漫な印象もあって、視聴者が離れていると予想できます」(民放関係者)
これまでなら、TBSの看板とも言える日曜劇場が大コケしたら、局内は大いにザワつくところ。しかし、「「GIFT」の低視聴率は、それほど局内で問題になっていない」(前出・民放関係者)という。というのも、TBSでは日曜劇場枠で「VIVANT」の続編を、7月から異例の2クール連続で放送することが決定しているからではないかと見る向きが少なくないというのだ。
「視聴率20%狙いで士気が上がる」次のドラマ
ちなみに、2023年に放送され、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した「VIVANT」の続編は、前作のラストシーンからスタートし、アゼルバイジャンでの大規模ロケも行うなど、巨額の予算を投下し制作されている。5月に行田市で行われたロケには、4000人のドラマファンがエキストラとして参加し、前作を超えるとんでもないシーンが撮影されたという情報もある。また、主演の堺雅人をはじめ、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李なども続投するとされ、大ヒットは間違いなしだろう。「確実に高視聴率がとれる『VIVANT』が控えているだけに、『GIFT』の視聴率が悪くても問題ないのでは?」と、言うのは、他局のテレビ関係者。続けてもらおう。
「現在、TBSでは年末まで放送する『VIVANT』を、どう宣伝するかに注力しているようです。このご時世で、『視聴率20%を狙う』と、制作スタッフだけでなく宣伝や営業の社員も士気が上がっているそうです。いきおい、視聴率に限界がありそうな『GIFT』については、あきらめムードも漂っているというという話も聞こえてきます。こうなると、TBSサイドも、早めに『VIVANT』の宣伝に注力しやすいかもしれませんね とはいえ、『GIFT』も主人公と玉森裕太が演じるキャラが実は親子だったことが判明するなど、興味深い展開になってきています。そもそも山田裕貴さんや有村架純さんなど、今が旬の人気俳優が主要キャストなこともあり、少しでも挽回に期待したいところです」
5月24日放送の第7話で、どこまで人気を盛り返すことができるのか注目だ。
(渡邊伸明)
