長女が1歳だったころ、ベビーカーを押してショッピングモールを歩いていたときの出来事です。突然どこからかツンとした異臭が漂ってきて、「え、何このにおい……?」と周りを見回しました。
予想外のニオイの正体とは
最初は近くのゴミ箱や誰かの食べ物が原因かなと思ったのですが、移動してもそのにおいがついてくるような感じで、不思議に思いました。
「まさか……」と嫌な予感がしてベビーカーの荷物入れを確認したところ、原因は私自身にありました。前日に買ったママバッグの中に、食べかけのゆで卵を入れたまま忘れていたのです。子どものお世話でバタバタして、その存在をすっかり忘れていたのですが、バッグの中で潰れてしまい、しかも暑い日ということもあって、においがかなり強烈になっていました。
この発見に大ショックを受けつつ、悪臭を撒き散らして歩いていたことが急に恥ずかしくなり、逃げるように慌ててトイレへ駆け込み、バッグの中身を全部出して拭き取りを行いました。
たまごはその場でおむつ用の臭いがもれない袋に入れてゴミ箱へ捨て、除菌シートでバッグの中をていねいに拭きましたが、完全にはにおいが取れず、バッグにも染み付いてしまいました。周囲の人に迷惑をかけてしまったのではないかと心配で、なるべく早く帰ることにしました。そして帰宅後にはバッグをしっかり洗い、それ以来、外出後には必ず中身を確認する習慣をつけるようになりました。
公共の場所で周りに気を使わせてしまったかもしれないという思いもあり、今でも「あの独特なにおい……」と思い出すと少し恥ずかしくなります。この経験を通じて、異臭の原因はまず自分の荷物かもしれないと疑うクセがつきました。改めて日ごろの確認作業の大切さを実感した出来事でした。
著者:花田 亜弥/30代女性・フリーランス
小学生の女の子2人を育てる母。趣味はシール集めとドラマ鑑賞。
作画:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

