悪役令嬢×人外少女、極寒の地へ流刑された主人公が出会ったのはただの狼ではなく…「面白い関係性になりそうな2人」【漫画】

悪役令嬢×人外少女、極寒の地へ流刑された主人公が出会ったのはただの狼ではなく…「面白い関係性になりそうな2人」【漫画】

『悪役令嬢のお嫁さま』より
『悪役令嬢のお嫁さま』より / (C)かわのあきこ/文藝春秋

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「Seasons」で連載中の『悪役令嬢のお嫁さま』(文藝春秋刊)の1エピソードを紹介する。作者のかわのあきこさんが、4月13日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、かわのあきこさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■王妃らしい振る舞いをしたはずが婚約破棄されてしまうカリナ
『悪役令嬢のお嫁さま』より
『悪役令嬢のお嫁さま』より / (C)かわのあきこ/文藝春秋


クローリア王国第一王子の妃になる予定だったカリナは、婚約破棄され極寒の地へ流刑となった。王妃として“正しい振る舞い”を心がけていたはずのカリナは、妹であるアウロラが王子を惑わしたと考え、2人への復讐を誓う。極寒の地は「魔物の棲む極北」らしく、謎の音や遠吠えが聞こえる。

正体を調べるべく、わずかな食料を携え外へ出たカリナ。音の正体は雪崩だと気付くが、すぐそばに小さな狼を目撃する。カリナは震える狼に一度は剣を向けたものの、食料を渡す。狼は少し食べ、すぐに帰ってしまった。その直後、カリナを狙う弓矢が飛んで来て…。

本作を読んだ人たちからは、「展開が新鮮」「美女と野獣が浮かんでくる」「カリナの心の内が知りたい」「面白い関係性になりそうな2人」など、多くのコメントが寄せられている。

■作者・かわのあきこさん「女の子達が中心の物語なので…それぞれのかわいい仕草や表情には特にこだわっています」
『悪役令嬢のお嫁さま』より
『悪役令嬢のお嫁さま』より / (C)かわのあきこ/文藝春秋


――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?

本作を制作する前に、所謂「悪役令嬢もの」と呼ばれる作品に沢山携わらせていただいておりました。悪役令嬢ものの中には、「主人公(悪役令嬢)を捨てる選択をした結果、最終的には追放させられてしまうヒロイン(主人公のライバル役)や王子(主人公の元婚約者)」等が登場するのですが、個人的に「断罪され追放されたキャラクターは、その後どういったストーリーを辿るのか」というものに興味が湧いていました。そんな興味が発端で誕生したのが、本作の主人公・カリナと、追放された先で出会うもう1人の主人公・レシュトカです。

――本作では、カリナが食事を与えた狼の姿が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

本作の登場人物は、皆何かしら内に秘めた思いがあれど、それを上手く外に出せない人ばかりです。カリナも本当は色んな思いを抱きつつ、表に出せないが故に自分にも嘘をつきがちです。誰がどんな思いや考えを秘めていて、それを物語の中でどう昇華していくか…にぜひ注目していただきたいです。それと、やはり女の子達が中心の物語なので…それぞれのかわいい仕草や表情には特にこだわっています。こちらもご注目いただければと思います。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

特に気に入っているのは、第1話の倒れているカリナの目の前にレシュトカが立っているシーンです。やはり見開きはインパクトがあって、出来上がった時に満足してしまいます。ここから物語が展開していくよ、という第一歩のページでもあるので、とても気に入ってますね。気に入っているセリフといえば、2巻第11話のカリナのセリフは全体的に気に入っています。ここは、ほとんどがカリナの醜い妬みのシーンではありますが、ほぼ初めてと言って良いほどカリナが本心の一部を吐露できているところでもあるので、個人的に印象深いです。あとは、出番自体は少ないですが、ユーノのセリフは殆どが気に入っていますね。

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

私は結構せっかちなので、すぐさま答えをえがきそうになってしまいます(笑)。が、彼女達に必要なのは、出会いと対話の中で自己を成長させていく事だと思うので、そこはゆっくり育んでいかねば…と気をつけています(あまり上手くはできてはいない気がしますが…!涙)。本当は展開ももっとゆっくりにしたいのですが…気がついたら早足で進めてしまっていますね…。これは精進です。

――かわのあきこさんの作品は、髪の毛や装飾品、内装など細かいところまで丁寧に描かれているように感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

作画については「もっと頑張れるはずだ…!!」と思っている部分なので難しいですね…!なるべく、自分が気持ちのいい作画ができるようにこだわってはいるつもりです。本当はもう少し女の子達をかわいく…キラキラに描ければ良いのですが…。装飾ももっと付けたいのですが…。やはり、ここも精進ポイントということで…。

――今後の展望や目標をお教えください。

現時点では、まだあまり本作の世界については描く事ができていないので、今後もし触れられるのであれば、その辺りも物語に盛り込めれば良いなあと思っています。目標はできるだけ続刊する事!と、自分の中で心から納得できる作品が作れるようになれたら最高だな、と思います。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

私自身常に悩み続け、色んな方に助けていただきながら作っている作品です。が、そんな悩みの中で生まれた漫画で誰かを楽しませる事ができるのなら、漫画家としてこれ以上の幸せはありません。いつも作品を楽しみにしてくださり、本当にありがとうございます。今後にもぜひご期待ください!

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