ぶつけてないのにあざができる時の対処法とは?メディカルドック監修医が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「ぶつけてないのにあざができる」原因はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
今村 英利(ネムクリニック下井草院)
2009年新疆医科大学を卒業し、中国医師免許を取得。2019年に日本医師免許を取得。神戸大学大学院(腫瘍・血液内科学講座)にて血液悪性腫瘍の研究に従事。2019年に日本医師免許と医学博士号を取得。赤穂市民病院、亀田総合病院、新宿アイランド内科クリニック院長、在宅医療(訪問診療)などを歴任後、2024年9月ネムクリニック下井草院に院長として着任。現在は、内科・皮膚科全般の疾患を幅広く診療している。
「ぶつけてないのにあざができる」ときの正しい対処法は?
老人性紫斑、太田母斑、伊藤母斑、後天性メラノサイトーシスは放置しても悪性化しないため問題ありません。ただし、自然に消失もしません。市販の塗り薬やセルフケアでは改善せず、市販のシミ治療薬は無効です。
見た目の改善のために治療を行うのであれば、レーザー治療が有効です。
「ぶつけてないのにあざができる」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「ぶつけてないのにあざができる」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
打ち身の覚えがないのにあざがあるのは何科を受診すべきですか?
今村 英利 医師
まずは内科・血液内科で血液の異常(血小板値、凝固因子、出血時間など)による易出血性(出血しやすく血が止まりづらい状態)がないかどうかを確認しましょう。
ぶつけてないのにあざができるのはストレスと関係はありますか?
今村 英利 医師
ストレスであざが増えることはありません。
ぶつけてないのに体に痣ができて痛くないのは放置して大丈夫ですか?
今村 英利 医師
危険な皮下出血によるあざでも痛みがでないこともあります。あざが複数ある場合や繰り返す場合には一度内科を受診しましょう。
身に覚えのないアザができやすいのは病院で治療できますか?
今村 英利 医師
診断がつけば治療可能です。
いつの間にかできたあざが気になるのですが皮膚科で消せますか?
今村 英利 医師
原因によって消せるあざもあります。まずは、病院で相談しましょう。

